バロック音楽: 一般に、16世紀末から18世紀前半までのヨーロッパの芸術音楽をさす。ルネサンスと古典派の間の時代に位置する音楽である。バロックという言葉は、ポルトガル語の「バローコ(ゆがんだ真珠)」に由来するとされ、18世紀に不自然で人工的なものをさす形容詞としてもちいられた。その後、19世紀になって17世紀美術の様式をバロックとよぶようになり、とくに美術史家ウェルフリンは、ルネサンス時代の古典様式と対照的な独自の様式としてバロック様式を位置づけた。これを20世紀初めに音楽学者ザックスが音楽史に応用し、それ以来、バロック音楽という用語が定着した。 |