ホウ素: 硬く、もろい非金属元素で、硼素とも書く。ホウ砂に代表されるホウ素の化合物は、古くから知られており、古代オリエントやローマなどでは金細工や溶接、ガラスの製造にもちいられていた。単体の元素として分離されたのは近代にはいってからで、1808年にイギリスの化学者ハンフリー・デービーによって発見された。また、ほとんど同時期に、独立してフランスの化学者ゲイ・リュサックとルイ・ジャック・テナールによっても発見されている。元素名boronはデービーが名づけたもので、ホウ砂boraxからえられる元素であることと、炭素carbonと類似したホウ素の性質をしめしている。ホウ素は植物の成長に必要な元素であり、動物の体内にもわずかに存在する。 |