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生物の分類体系において最上位におかれる基本的階級。リンネは全生物を植物界と動物界の2つにわけた。だが両界の特徴をあわせもつ単細胞生物なども存在するので、ことに顕微鏡が開発されて以来、新しい界が追加されてきた。 生物を界に分類する方法については、今日でもいくつかの説がある。植物から菌類と藻類をふくむグループを、動物から原生動物グループをわけた4界説もいくつかあるが、今日もっとも一般的につかわれているのは、5界分類である。
動物界:運動性のある、細胞壁をもたない多細胞生物。植物あるいは植物食の生物(草食動物)に栄養を依存する。発達した神経系、感覚器官、消化器系などをもつものが多い。カイメン動物・棘皮動物・扁形動物や袋形動物、環形動物といった蠕形動物(ぜんけいどうぶつ)・軟体動物・昆虫・魚類・哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・甲殻類などがふくまれる。 植物界:無機質分子からエネルギーをえるために、太陽光をつかって光合成をおこなう、非運動性の生物。セルロースのかたい細胞壁をもっている。蘚類・シダ植物・マツやスギといった裸子植物や被子植物などの種子植物などがふくまれる。 モネラ界:細菌・マイコプラズマ・シアノバクテリア(藍色植物)などの原核生物(核膜がない細胞からなる生物)である。 菌界:菌類は、しばしば植物に分類されるが、光合成をおこなわず、寄生性(→ 寄生生物)であることが多い。細胞壁はセルロースでできている場合と、節足動物の外骨格と同じキチンでできている場合がある。キノコ類・地衣類・カビ類などがふくまれる。 原生生物界:粘菌、大部分の藻類、原生動物類などの真核生物(細胞の核分裂がおこなわれない間期には核膜におおわれた核をもつ生物)がふくまれる。 → 3ドメイン説
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