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アフリカに生息する昆虫食性の哺乳類。以前はトガリネズミやモグラなどのモグラ目(食虫目)に分類されていたが、現在はむしろウサギ目に近い独立した目とされ、全15種でハネジネズミ目を構成する。
大きさはネズミ大から小型のネコぐらいまでさまざまだが、15種とも自由にうごかせる長い鼻をもつのが特徴である。英名はこの特徴に由来する。この長い鼻を落ち葉の下にさしこみ、ひそんでいる昆虫をにおいでかぎあてる。鼻は、細かい動きを察知する感覚毛でおおわれている。 どの種も、後肢が長く、耳と目は大きく、舌が長い。オスとメスで体サイズや体色にめだった性差はない。危険を感じると、ボールが跳ねるように後肢だけで跳ねて逃げさる。それで、「跳地鼠」という和名がつけられた。
イバラの藪(やぶ)や草原、森林の下生え、岩場、砂漠など、適当な隠れ場がある環境に生息する。自分で巣穴をほることはなく、他のネズミ類などがほった巣穴を利用することはあるが、ふつうは草や木の葉をあつめて巣をつくる。 アカハネジネズミは巣をつくらず、ペアで0.35haの縄張りをまもる。縄張りの中に網状の通路をめぐらしていて、通路の落ち葉を掃除しながら、行き来している。 ほとんどの種は単独または雌雄のペアで生活しているが、小さな群れでくらす種もいる。妊娠期間は約2カ月で、1回に1頭か2頭の子をうみ、子は生まれてすぐに動ける早成性である。子は5~6週間で性成熟する。多くの種は夜行性か昼行性である。
最大の種でもっとも魅力的な種は、コシキハネジネズミである。尻(しり)の上部が明るい黄色という「腰黄」の特徴が、和名の由来である。それ以外の部分は濃い赤色と黒色である。ケニアの海岸近くの森林に細長く分布するだけであり、森林の伐採がつづき、絶滅寸前である。昼行性であり、地上に木の葉をあつめた巣をいくつかつくっておき、夜間はその巣ですごす。雌雄のペアで1.7haの縄張りをまもる。生まれた子は約2週間巣の中にとどまり、巣から外出するようになると、数日間は母親のそばにとどまり、その後は単独で行動するようになる。 分類:哺乳綱ハネジネズミ目ハネジネズミ科。コシキハネジネズミの学名はRhynchocyon chrysopygus。アカハネジネズミはElephantulus rufescens。
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