![]() |
Windows Live® の検索結果
Windows Live® の検索結果 項目構成
イネ(稲)を栽培することで、西アフリカやアメリカ合衆国、イタリアなどでも栽培がおこなわれているが、日本をふくむアジアモンスーン地帯では主要な農業形態となっている。 栽培イネの起源地については東南アジア低湿地説にかわり、近年はアッサム—ヒマラヤ—雲南地方の高緯度地帯とみる説が有力になっていた。しかし最近、中国湖南省の彭頭山(ほうとうざん)遺跡から、野生種から栽培種への過程をしめす籾痕(もみこん)のある約9000年前の土器がみつかった。さらに、1997年に同省の長江(揚子江)中流域から栽培イネ1万2000粒が発掘されるなど、長江流域説が急浮上している。
栽培されるイネには、大きくわけて日本型(japonica:ジャポニカ種)とインド型(indica:インディカ種)の2種類があり、それぞれ栽培されている地域がちがう。また、イネは変異性にとみ、世界に広く分布しているので、栽培方法によって水稲と陸稲にわけられるほか、栽培時期によってもさまざまな分類がなされる。 もみ(籾)が丸みをおびていて、味が濃厚でご飯にすると粘りの強い日本型のイネは、日本人の好みにあい、なじみの深いイネであるが、世界的には、もみの形が細長く、粘りの少ないインド型のイネのほうが多く栽培されている。 日本型のイネは比較的高緯度の地域で栽培され、日本をはじめ、朝鮮半島、台湾、中国大陸の長江以北の平坦地、アメリカのカリフォルニア州などで栽培されている。これに対してインド型のイネは、中国の長江以南、東南・南アジア各国の平坦地、アフリカ諸国など熱帯の主要米産国で栽培され、栽培面積や生産量は日本型のイネにくらべてはるかに大きい。
灌漑水をもちいたり、水をたたえた耕地に栽培するイネが水稲である。灌漑をおこなわないで畑地に栽培するイネが陸稲である。もともとイネは水生植物であり、世界的にも水稲が圧倒的に多いが、東南アジアの山岳地帯などのように、水利がととのわず陸稲が重要な畑作物となっている地域もある。また、水稲の中には、東南アジアのメコン・デルタ(→ メコン川)やインドのガンガー(ガンジス川)流域のような洪水地帯で、深さ3mもの水におおわれた水田で栽培される浮き稲とよばれるものもある。 栽培時期の違いによっても、その時期の気候などにあわせて、いくつかの種類があり、インドやミャンマーで雨季に栽培する晩生種はアマンaman(冬米)、早生種はアウスaus(秋米)、乾季に栽培するイネはボロboro(夏米)とよばれている。
米は、コムギ、トウモロコシとならぶ世界の三大穀物のひとつである。とくに米はその栄養価値や食味上の特性のために、長い人類の歴史の中で世界各地へと広く伝播(でんぱ)し、保存されてきた。三大穀物のうち、米は世界でもっとも多くの人々の主食となっており、米を生産するための作物であるイネは、熱帯から温帯にかけて世界じゅうで広く栽培されている。栽培面積と穀実の生産量では、いずれもコムギについで第2位となっている。
|
© 2008 Microsoft
![]() ![]() |