![]() |
Windows Live® の検索結果
Windows Live® の検索結果 項目構成
宮城県栗原市築館上高森の捏造(ねつぞう)された遺跡。70万年前にさかのぼる前期旧石器時代(→ 石器時代)の遺跡とされたが、旧石器捏造事件の発覚で再調査され、遺跡そのものが捏造されていたことがわかった。
2000年(平成12)11月、この遺跡の発掘を中心となってすすめてきた東北旧石器文化研究所の副理事長が、第6次調査中に発掘現場で石器をうめていたことが発覚。さらに副理事長は、北海道新十津川町の総進不動坂遺跡(そうしんふどうざかいせき)でも捏造工作をしていたこともみとめた。 副理事長はこの時点で、石器発掘の捏造工作をおこなったのは第6次調査と総進不動坂遺跡だけとし、上高森遺跡の以前の調査やほかに発掘に関係した33遺跡での捏造を否定した。しかし、考古学者の間からは、上高森遺跡で1995年にみつかった、石器が放射状にならぶ60万年前とされた特異な遺構をはじめ、副理事長がほかの遺跡で「発見」した旧石器時代の石器について、出土状況が平面的で不自然だとか、製作技術が新しいものがみられるなど、次々に疑問点が提示された。これらの遺跡や出土したとされる石器は再検証されることになり、教科書では、上高森遺跡の記述など旧石器時代に関する部分の削除や訂正がおこなわれた。 2001年10月には、副理事長が旧石器発掘の捏造は全国1道6県42遺跡でおこなった、と告白したことが明らかとなる。42遺跡の中には国の史跡に指定されていた宮城県岩出山町(現、大崎市)の座散乱木遺跡や宮城県古川市(現、大崎市)の馬場壇A遺跡もふくまれていた。また、山形県尾花沢市の袖原(そではら)3遺跡、福島県二本松市の原セ笠張遺跡(はらセかさはりいせき)と福島県安達町(現、二本松市)の一斗内松葉山遺跡(いっとうちまつばやまいせき)の3遺跡については遺跡自体が捏造されていた可能性の高いことがわかった。 再調査にあたった日本考古学協会などの前・中期旧石器問題調査研究特別委員会は、2002年6月までに、上高森遺跡をはじめ、馬場壇A、座散乱木、総進不動坂、袖原3、原セ笠張、一斗内松葉山、中峰C、小鹿坂(おがさか)、長尾根など31の旧石器時代の遺跡が捏造されたものである、との結論を出した。
© 1993-2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. |
© 2008 Microsoft
![]() ![]() |