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903年(延喜3)に大宰府で没した菅原道真も御霊と考えられ、天神(→ 天神信仰)として北野にまつられて、8月5日に御霊会がおこなわれた。また、994年(正暦5)に北野船岡山(ふなおかやま)で、1001年(長保3)に紫野で疫神をまつる御霊会がもよおされ、神輿などもくりだされた。 やがて各祭場は固定化し、それぞれ祇園社(現在の八坂神社)、北野天満宮、今宮神社となり、神泉苑御霊会の御霊などをあわせまつった上(かみ)・下(しも)御霊神社とともに御霊信仰の拠点となっている。
けれども、信仰の中心は夏祭りで町中をねりあるく行列にあり、時代とともに、風流(ふりゅう)という衣装を着かざった踊りや、山鉾(やまぼこ)とよばれる大型の山車などの華美をきそいあう行事へと発展していった。
中世には、著名な荒武者(あらむしゃ)も御霊信仰の対象となった。鎌倉権五郎景政(かげまさ)が御霊大明神としてまつられたのがその代表で、五郎という名が御霊の音に近いことからか、ほかにも仁科五郎・加納五郎など五郎の名のつくものが多い。 江戸時代初期の千葉県佐倉の義民として、宗吾(そうご)霊堂にまつられる佐倉惣五郎もそのひとりにかぞえられる。
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