Windows Live® の検索結果- 螺鈿 - Wikipedia
螺鈿 (らでん)は、主に 漆器 などの 伝統工芸 に用いられる装飾技法のひとつ。貝殻の内側、虹色光沢を持った 真珠質 の部分を薄く研磨したものを、さまざまな模様の形に切り、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、およびこの手法を用いて製作 ... - 螺鈿 細工 伝統工芸
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螺鈿細工は、夜光貝やアワビの貝の真珠質の部分を砥石(といし)でみがき、一定の厚さにそろえ、文様の形に切って漆塗面にはめこんだり、はりつけたりする技法で、光線の当たり具合によって、貝の部分が青や白にうつくしくひかるのを利用した加飾法です。 すべての検索結果 : Windows Live® の検索結果
項目構成
漆工芸や木工芸の技法。ヤコウガイ、アワビなどの貝殻をすって板にし、文様に切って漆地や木地の面にはるか嵌(は)めこむ技法。「螺」は螺旋状の貝殻の意で、「鈿」は広義に貝殻を嵌めこむ意味である。もともと中国で生まれた技法だが、日本では、厚貝をもちいたものを螺鈿、薄貝をもちいたものを青貝、貝殻粉を蒔(ま)きつけたものを青貝摺(ずり)とよんでいる。
技法的には、多様である。厚板の貝を鏨(のみ)や糸鋸(いとのこ)で文様に切り、鑢(やすり)で整形してつくる厚貝法には、貝を嵌めこむ嵌入(かんにゅう)法と、はりつける付着法がある。薄貝法は、薄貝を文様に切ってはりつけたもの。割貝(わりがい)法は、文様に切った貝片に亀裂を人工的につける技法。そのほか貝の細粉をまきつける蒔貝(まきがい)法、貝の細片をおきならべて文様をあらわす置貝(おきがい)法、貝の裏面に彩色、金箔などをほどこす色貝(いろがい)法がある。また浮彫法は刀で薄肉彫をほどこしたもので、彫鏤(ちょうる)・彫貝(ちょうばい)ともいう。
日本では、奈良時代に唐のすぐれた螺鈿技法がつたえられ、正倉院には木地螺鈿、平螺鈿、漆塗螺鈿、玳瑁貼(たいまいばり)螺鈿などの各種技法がみられる。平安時代には、「蒔絵螺鈿」「沃懸地(いかけじ)螺鈿」など蒔絵と併用されて和様の美をつくりだし、中尊寺金色堂や平等院鳳凰堂など建築装飾にも応用された。また宋朝や高麗朝への贈物にもくわえられ、日本の特産品として海外で声価を高めた。鎌倉時代は、技法的に精巧な優品がみられ、室町時代は中国元、明の薄貝螺鈿が大量に輸入された。桃山時代は南蛮漆器に応用され、また朝鮮の李朝螺鈿の影響もみられる。江戸時代には、本阿弥光悦、尾形光琳が厚貝法をもちいた独自の様式をつくりだし、江戸後期には青貝細工、杣田(そまだ)細工、芝山細工などが生まれた。
中国では、西周(→ 周)時代の墓から出土した螺鈿断片がもっとも古く、唐代には精巧な技術が発達したが、その遺作の完全なものは今日みることができず、わずかに正倉院につたえられている。宋代は螺鈿法が衰退して、日本の螺鈿器が珍重された。元、明代には薄貝による螺鈿が盛んになり、明代後期から清代にかけては切貝や蒔貝を多用した細密な技法がおこなわれた。
朝鮮では、高麗時代から盛んに螺鈿法がおこなわれ、官営工廠(こうしょう)で制作された。朝鮮王朝(李朝)時代は、主としてアワビの貝殻をもちいた唐草文や絵画的な文様が多く、技法、意匠ともに稚拙で素朴な味わいがある。
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