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項目構成
次に、学習基準に到達した直後から、消去のスケジュールにはいると、反応の生起確率はしだいに減少し、やがて強化にはいる以前の水準(これをオペラント水準という)まで低下する。このオペラント水準にいたるのに要する試行数を、消去抵抗とよぶ。消去抵抗が大きいほど、オペラント条件付け(つまり学習)が強く成立していたことを意味する。どの強化スケジュールの場合も、消去にはいれば減衰曲線をえがきながらオペラント水準にいたるが、その消去抵抗の強さは、学習基準に到達する速さとは逆に、ランダム強化、定率強化、完全強化の順になる。ランダム強化は、随伴性認知に時間がかかって、学習基準に到達するのに時間を要するが、その分、学習が強くなされていることがわかる。
スキナーは、サーカスの動物たちのしめすさまざまな曲芸は、種々の強化をくみあわせたオペラント条件付けによって部分的な行動を順次学習させ、一連の行動連鎖に反応形成した結果であると考えた。そして、人間の多様な学習行動や習慣行動も同様にして説明できると考えた。これにもとづいて、夜尿やアルコール依存などの問題行動の除去を目的にした、オペラント療法も考えだされている。 遂行行動が、強化によって変化するという点については、たしかにスキナーのこのオペラント条件付けの理論は、説得性をもっていた。しかし、この原理で人間の言語や思考などの高次精神機能まで説明できると考えることには、明らかな無理があった。それが言語学者のチョムスキーのきびしい行動主義批判をよび、コンピューター科学の登場にともなう認知革命の幕開けとともに、行動主義はしだいに退潮していく。しかしそれは、オペラント条件付けそのものの意義が無化されたことを意味しない。 → 動物の行動
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