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茶事

茶事 ちゃじ
百科事典項目
項目構成
2

おじぎの仕方

正座し(少し膝を開けてすわる)、背をのばして自然に胸をはり、手は膝の上に重ねておく。挨拶の際は膝前に扇を横におき、膝から指をそろえておろし、手のひらを畳につけて腰から上体をたおすようにして頭をさげる。

3

菓子の取り方

縁高(ふちだか)の菓子器:縁高は重箱のように重ねた菓子器で、ふつう一重に1個菓子が入り、蓋(ふた)の上に人数分の黒文字(クロモジの枝でつくられた楊枝)がおいてある。次客へ「お先に」という意味の礼をして、黒文字を1本とっていちばん下のお重にいれ、その上のお重を次客におくる。懐紙を出して、膝前のお重から黒文字をつかって菓子をとり、懐紙にのせていただく。

銘々菓子器:小さな菓子器に1人分ずつ菓子をのせて出された場合も、懐紙にとっていただく。あいた菓子器は正客から順にお詰めへとおくられるが、その際、器への配慮から懐紙を1枚はさんで次客へおくる。

4

茶のいただき方

濃茶:薄茶よりも濃い茶で、一碗の茶を連客一同で喫茶する。茶碗といっしょに袱紗がつくので、これで茶碗をうけて軽くおしいただく。茶碗のむこうをもって正面をさけるように少し手前にまわして、3口半ほどいただき、下において4つ折りにした懐紙で飲み口をきよめ、次客へおくる。

薄茶:薄茶は各々に一碗の茶が点(た)てられる。茶碗の正面をさけて数口でのみきる。茶碗の飲み口は、右手の親指と人差し指で左から右へ軽くふき、その指先は懐中の懐紙でふく。茶碗の拝見は、正面を自分のほうにむけて畳の縁(へり)外におき、指先を畳につけて全体の姿をみてから茶碗をとりあげ、見込み、口造(くちづくり)、胴、高台(こうだい)などの見どころを拝見する。この時、腕時計や指輪など金属のものは、あらかじめはずしておく。

茶席のマナーで大切なことは、わからないことは先輩や正客にたずね、教えをうけてすることで、見よう見まねではかえって失敗することがある。要は、亭主のもてなす心に対して失礼のないようにのぞむことが大切である。

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