オアシス(地理)
オアシス Oasis
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砂漠やステップなどの乾燥地域の中で、淡水がえられ、植物が生育し、持続的な人間生活も可能な場所。その規模や位置に応じて、人工的な灌漑(かんがい)システムのもとにオアシス農業がいとなまれたり、交易上の拠点となってオアシス都市などが発達している。
淡水の存在形態によって、オアシスは一般的に次の4種類に分類されている。
乾燥地域をながれる河川でも、乾燥地域外に水源をもつ、流量の豊かな長大河川は、いちじるしく河水を蒸発させながら、外洋に達するまで涸(か)れ川とはならない。このような外来河川の周辺にみられるオアシスの面積は、他のオアシスとは比較にならないほど広大である。エジプトのナイル川やアメリカ合衆国のコロラド川は代表的な外来河川であり、乾燥した河岸地帯にはオアシスが広がっている。ナイル川流域やインダス川流域などのオアシスでは、古代から文明の発展した地域もみられる。
乾燥地域にあっても、標高の高い大山脈には地形性の降雪や降雨がみられる。山稜から河谷沿いにながれた雨水や雪解け水などは、山麓(さんろく)に扇状地を形成し、さらには伏流水となる。このような水を水源として山麓地帯にはオアシスができる。ティエンシャン(天山)山脈やクンルン(崑崙)山脈の山麓にそって形成されたかつてのシルクロードの都市群は、このタイプのオアシス都市であり、西アジアなどでも同様の都市群がみられる。
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