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ヨーロッパ、アメリカの国々の料理をいう。広義には東南アジア、インド、中東の料理までふくめていうこともある。それぞれの国の気候風土や歴史の違いで、料理にも特色がみられるが、共通するのは、肉類、乳製品、油脂類、香辛料をつかい、パンを主食にすることである。
代表的なものはフランス料理で、洗練された味やスタイルが数ある料理の中でも頂点をきわめているといわれ、日本をはじめ世界各国で正式なディナーにもちいられる。そのほか、イギリス料理、イタリア料理、スペイン料理、ギリシャ料理、スイス料理、ドイツ料理、ロシア料理、北欧料理、東欧料理などのヨーロッパの料理は、国どうしが近いこともあり、たがいに影響をあたえあいながら発達してきた。アメリカ料理は、移民としてわたってきたイギリス、フランス、ドイツなどの国々の料理をベースに、アメリカ先住民の食べ物の影響や、広大な国土から生まれた産物を生かした料理である。
安土桃山時代(→ 織豊政権)にスペインやポルトガルからやってきた宣教師などから南蛮料理(→ 南蛮文化)がつたわったのが始まりで、外国との貿易が盛んになり、ヨーロッパ人が一般庶民とともにくらすようになると、その食文化もはいりこむ。交易の窓口であった長崎の卓袱料理などがその例であり、テンプラやカステラはこの時代につたわったといわれる。しかし、その影響はかぎられた地域だけのものであった。 江戸末期には長崎にオランダ料理の店ができ、つづいて明治期にかけて、横浜や江戸に、イギリス、フランスの料理店ができた。 明治維新のあと、文明の遅れをとりもどすために積極的に西洋の文化をとりいれ、料理も導入されてレストランがつくられたが、最初は外国の客やごくかぎられた人の食べる料理だった。その後、町のレストランで日本風西洋料理のカツレツ、ライスカレー(→ カレーライス)などが考案され、洋食として一般の人々の間に定着していく。 大正、昭和期には肉、牛乳、卵などの生産も多くなり、外国との交流が多くなると情報もふえて新聞や雑誌に作り方が紹介され、一般家庭に浸透していった。 第2次世界大戦後は、GHQ(連合国総司令部)の政策もあって豊富な食糧援助がおこなわれ、子供たちは学校給食(→ 給食)でパンをはじめとする洋風の食事になれていった。その後、日本の経済力がつくにつれ、海外にでかける人たちが本場の料理にふれる機会もふえ、西洋の食品もたくさん輸入されたり、国内で生産されたりし、現在は家庭でも店でもよく食べられる料理となっている。
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