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ネズミ目ネズミ科に属し、ドブネズミ、ハツカネズミとならぶ代表的な家ネズミの1種(→ ネズミ)。 東南アジア原産だが、現在は世界じゅうに分布している。頭胴長約20cm、尾の長さは23cmほどで、ドブネズミよりは小さい。ドブネズミによく似ているが、耳はクマネズミのほうが大きい。体色は真っ黒なものから褐色のものまで、いろいろある。 生息環境は、人家やマンションの屋根裏、高層ビルから山間部の耕作地までと幅広いが、水辺をこのまないため、ドブネズミにくらべると広くはない。船にのりこむネズミのほとんどがこのクマネズミである。 日本の多くの地方に分布するが、ドブネズミに圧倒され数がへっている。ただし、奄美大島以南の南西諸島ではクマネズミのほうが優勢で、サトウキビなどの農作物に大きな食害をあたえている。 動きは敏捷(びんしょう)で、屋外では樹木にのぼったりもする。また、よくなくが、その音域が人間の可聴域をこえるためにあまりきこえない。メスは、1回の出産で1~11子をうむ。ドブネズミと同様、クマネズミも伝染病の媒介となったり、農作物などに被害をあたえている。
クマネズミは、染色体の数によりアジア型(42本)、オセアニア型(38本)、セイロン(スリランカ)型(40本)に分類されるが、日本にはアジア型のニホンクマネズミが有史以前からすみついている。 近年、ニホンクマネズミより大きな、オセアニア型のヨウシュクマネズミが侵入し、ドブネズミと競合しながら都市部で勢力を拡大している。ドブネズミとヨウシュクマネズミにおされ、ニホンクマネズミは山間部に移住しているらしい。 分類:哺乳綱ネズミ目(げっ歯目)ネズミ科。種としてのクマネズミの学名はRattus rattus。ニホンクマネズミはR. r. tanezumi。ヨウシュクマネズミはR. r. rattus。
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