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ネズミ目ネズミ科に属し、クマネズミ、ハツカネズミとならぶ代表的な家ネズミの1種(→ ネズミ)。 中国北部もしくは中央アジアの原産とされるが、日本には14世紀ごろ、ヨーロッパには18世紀初めに分布を広げ、現在では日本をはじめ世界じゅうに分布する。頭胴長は約22~26cm、尾の長さは17~22cm、体重は200~400g、ときには500gをこえるものもある。背部は灰色がかった茶色、腹部はくすんだ白色が標準だが、白色に近いものからほとんど黒色のものまで変化にとむ。
生息環境も、田畑の用水路から家畜舎の周辺、都会の下水溝や埋立地など、みごとに人間生活がつくりだした環境に適応している。どちらかといえば水辺に近い場所をこのんでいる。泳ぎも得意であり、まさしくドブ(下水)ネズミの名にはじないほどである。 夜行性で、植物の茎や葉などをはじめ人間のだす残飯もふくめ、なんでも食べる雑食性である。ひじょうに気があらく、家畜やニワトリなどの家禽、ときには人にも危害をくわえることがある。人間の圧迫にたえて繁栄をつづけている種だけあって、警戒心も強く、集団生活にもよく適応する。
メスは生後2~3カ月で繁殖が可能となる。妊娠期間はおよそ22~24日、1回の出産で6~10子をうむ。出産後3~4週ほどで出産可能となり、年に3~5回出産する。いわゆる「ネズミ算」的に仲間をふやしていく。このため根本的な駆除がたいへん困難となる。
貯蔵所にたくわえられた食料に大きな被害をもたらすほか、体についたノミがペストを伝染させたり、人間にとってはたいへんな害獣である。一方、生物学や医学の分野で重要な実験動物であるラットは、ドブネズミの白色型(アルビノ)を家畜化したものである。 分類:哺乳綱ネズミ目(げっ歯目)ネズミ科。ドブネズミの学名はRattus norvegicus。
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