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現生のものはフクロネズミ目のみで、カモノハシ類についで下等な哺乳類のグループである。有胎盤類(正獣下綱)と同じ祖先からわかれ、独自の進化をとげた。中生代には全世界に分布を広げたが、新生代にはいり有胎盤類が繁栄しはじめると各地で絶滅した。
北アメリカ大陸が起源と考えられているが、現在は南アメリカ大陸とオーストラリアの周辺にだけ分布する。 多くは、卵黄嚢胎盤(らんおうのうたいばん)のため胎盤が不完全で、妊娠途中で未熟な胎児を出産する。子は母体の下腹部にある袋の中で母乳によってそだてられる。この袋は育児嚢(いくじのう)とよばれる。 小型のチビフクロモモンガから、大型のカンガルーまで、体の大きさはさまざまである。フクロネコ、タスマニアデビル、フクロオオカミ、フクロアリクイ、バンディクート、コアラ、ウォンバット、クスクス、オオカンガルー、キノボリカンガルーなど。
じゅうぶんに発達した胎盤をもつ、いわゆる哺乳類としての特性を完全にそなえたグループである。食中類から分化したのは新生代にはいってからのことだとされる。新生代においては急速に多様化し、始新世になると空にはコウモリ目が、海にはクジラ目やジュゴン目が進出するなど大発展をとげる。このために新生代のことを「哺乳類時代」とよぶこともある。
南アメリカ大陸に起源し、同大陸だけで独自の進化をとげた特異な哺乳類のグループで、アルマジロ類とナマケモノ類、アリクイ類という、それぞれ独特の生活様式に適応した3つのグループにわけられる。 外形はネズミに似たところがあり、口がややつきだしている。アルマジロ類では背に甲をもつ。アリクイ類には歯はほとんどないが、アルマジロ類とナマケモノ類には貧弱で単純な形の歯があり、一生のびつづける。アルマジロ類とアリクイ類は肉食生で、ナマケモノ類は草食生である。いずれも森林に生息する。 ココノオビアルマジロ、オオアルマジロ、オオナマケモノ、ミユビナマケモノ、フタユビナマケモノ、オオアリクイなど。
原始的な特徴をもち、形態的にも生態的にも初期の有胎盤類の姿をのこしているといわれる。知能はそれほど発達していない。南アメリカ大陸とオーストラリアには分布しない。 小型の哺乳類で、目は小さいか退化し、口は頭部の前面に突出している。おもに夜行性で、昆虫やミミズなどをとらえて食べる食虫性だが、植物を食べるものもある。
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