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項目構成
白亜紀末に他の恐竜とともに絶滅した魚竜類にかわり、クジラの祖先が海の魚食者として急速に適応していったとされる。系統的には牛やカバなどの偶蹄類に近縁であることが、初期クジラの骨格化石やDNA(デオキシリボ核酸)をもちいた分子系統学的研究によってわかっている。 哺乳類では最大級の大きさをもつものもいる。体毛は消失しており、かわって皮下脂肪が発達している。前足は鰭状になり、後ろ足はなくなっている。尾は尾鰭となり、背鰭は皮膚が隆起することでできており、背鰭を欠くものもある。耳殻(じかく)や四肢の爪(つめ)は退化している。鼻孔は頭頂に移動することで噴気孔となった。頭部と胴部は区別できないが頸椎(けいつい)はのこっている。 盛んに反響定位とコミュニケーションをおこなうために、聴覚がもっとも発達しており、ついで触覚が発達している。 クジラ目にはイルカもふくまれるが、一般に体長5m以下の種をイルカとして便宜的にわけているだけで生物学的にはひげや歯の有無で、ヒゲクジラ亜目(セミクジラ、コククジラ、ザトウクジラ、ナガスクジラ、シロナガスクジラ、イワシクジラなど)とハクジラ亜目(マッコウクジラ、シャチ、シロイルカ、ネズミイルカ、バンドウイルカ、イッカク、カワイルカ、スナメリ、ゴンドウクジラなど)の2つの亜目に分類される。
ゾウは、陸生哺乳類ではもっとも大きい。現在ではアフリカゾウとアジアゾウの2種しか生息しないが、かつてはオーストラリアをのぞく各大陸で繁栄した。 化石も多く発見されている。体高70cmほどの鼻も短くバクに似たメリテイルウムがもっとも古く、新生代初期にあらわれた。その後、マストドン、ステゴドンなどにわかれて進化し、やがて現生2種の祖先型やマンモス、ナウマンゾウ、エレファスなどが出現した。しかし、種としては絶滅にむかいつつあり、現生のものは「生きている化石」ともいわれる。ゾウの衰退にはヒトの狩猟能力の増大が大きく関連しているといわれている。
外見はイルカやアシカに似ているが、ゾウ目と手根骨の構造が近いことから、ゾウ目と同じ祖先が、海や川に進出して適応したのがジュゴン目だとされる。体毛はほとんどなく、前足は鰭状に変形している。後ろ足も退化し、かわって尾鰭が発達している。暖海の浅瀬に生息し、海草類などを食べる。
後ろ足の指は1本から3本の奇数で、それぞれ爪でおおわれている。するどい切歯は草をかみ切るのに適し、大きく幅広の臼歯は草をすりつぶすのに適している。哺乳類は植物のセルロースを消化できないが、ウマ目の動物は小腸や盲腸が長く、盲腸の中の微生物がセルロースを分解することで栄養を吸収することができる。胃はウシ目のような反芻(はんすう)胃でなく、ふつうの胃である。原野に群れをつくって生活し、走力にすぐれている。 ウマ、ロバ、ターパン、シマウマ、バク、インドサイ、スマトラサイ、クロサイ、シロサイなど。
4000万~5000万年前にゾウ目と同じ祖先からわかれたとされる。体は小型で、姿や習性はウサギやネズミに似ていて、上顎の切歯も一生のびつづける。しかし、爪は蹄(ひづめ)状をしていることから有蹄類の仲間だと判別できる。アフリカ大陸にのみ分布する。ハイラックスなど。
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