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硫黄の酸化物。二酸化硫黄(SO2)と三酸化硫黄(SO3)などの総称。まとめてSOx(ソックス)ともいう。硫黄分をふくむ石油や石炭などの化石燃料を燃焼させたときに発生する(→ エネルギー資源)。呼吸器系疾患(しっかん)として有名な四日市喘息などの公害病(→ 公害問題)や酸性雨の原因物質として知られる。→ 環境問題
化石燃料がもえるとき硫黄酸化物を大気中に放出するのを抑制するためには、あらかじめ燃料から硫黄分をとりのぞく事前脱硫法と、燃焼後の排気ガスから硫黄酸化物をとりのぞく排煙脱硫法がある。→ 大気汚染
二酸化硫黄について日本では、「1時間値の1日平均値が0.04ppm(ppm:100万分の1)以下であり、かつ1時間値が0.1ppm以下であること」という環境基準が設定されている。環境庁(現、環境省)によれば、1965年(昭和40年)以降、継続測定局での測定結果の平均値は67年の0.06ppmをピークとして、その後は0.004ppm程度にまで減少した。環境基準の達成率は100%にはとどかず、数は少ないが未達成地域がある。
諸外国では、ペキン(北京)、メキシコシティ、ソウルなどではまだ深刻な問題である。地球環境モニタリングシステムによれば、WHO(世界保健機関)のさだめた環境二酸化硫黄濃度の規制値をこえる都市に、いまだ世界の都市住民の大半が居住している。
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