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庭に植えた樹木(→ 木)のこと。樹木の色や形、姿、季節の変化などを観賞するほか、さまざまな実用性を考慮して樹種の剪定や植え込みがなされる。庭木には、道路や近隣からの視界をさえぎったり、寒風や潮風、排気ガスや騒音から住空間をまもるなどの効果が期待される。
日本の庭には、平安時代のころから発達してきた庭造りの手法がある。それは日本庭園と総称され、世界的に有名な庭園方式になっている。 一般家庭の庭造りも少なからずその手法をうけついでおり、中心におく主木に対して主木をおぎなう副主木や添え木を配し、そのほか、見越しの木や植え込み、前つけ、留め木、根締めなどの構成により、一つの庭をつくる。中心におかれる主木は、刈り込みや整枝・剪定、芽摘みをするなどして樹形をととのえたものが多く利用され、その樹種にはマツなどの常緑樹をつかうことが多い。 一方、洋風化する住宅の影響や自然志向などの影響をうけて、庭造りやそこに植えられる庭木の種類も大きく変化してきた。花のきれいな花木を多くつかったり、鳥があつまるサンクチュアリをめざして、小さな実をつける樹種を多く植えたり、また、コニファー(→ 針葉樹)を利用したり、花壇を中心にした庭がふえている。
庭木の管理には、整枝、剪定、刈り込み、芽摘み、施肥、消毒などの作業が必要になる。樹形をつくった造形樹などは毎年、それも季節季節の管理が必要である。定期的に造園技師に依頼し、手入れをするのがもっともよい。また、自然樹形の庭木でも、こみすぎた枝を少なくして姿をととのえ、しげりすぎないようにすることが大切である。
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