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Windows Live® の検索結果 SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル) エスエルビーエム Submarine Launched Ballistic Missile
百科事典項目
項目構成
潜水艦発射弾道ミサイルのことで、戦略爆撃機、ICBM(大陸間弾道弾)とならぶ戦略核兵器の三本柱のひとつ。このうち爆撃機は対空兵器の発達により、撃墜(げきつい)されやすくなり、ICBMも発射基地の所在地が把握されてしまっている。これに対して潜水艦は海中を行動するために探知されにくく、SLBMは戦略核兵器の中でもっとも重要なものといえる。 なお、SLBMを搭載した原子力潜水艦は弾道ミサイル原子力潜水艦または戦略原子力潜水艦(戦略原潜)とよばれる。
SLBMは原子力潜水艦の船体内に垂直に装備されたミサイル発射筒から発射される。せまい船体内でとりあつかうことからおもに固体燃料ロケット(→ ロケット)がつかわれているが、ソ連では液体燃料ロケットも使用されていた。潜水艦につみこむために、ミサイル本体はICBMなどにくらべて、太く短いズングリした形状をしている。ロケットは1段式で頭部に核弾頭を搭載している。 SLBMの発射は、ごく初期のソ連潜水艦では浮上してから発射する水上発射方式がとられたが、一般的に、水中発射方式が採用されている。発射筒からうちだされたSLBMは、水上でロケットに点火して飛行する。SLBMの射程は初期のポラリスでは2200kmだったが、現在使用されているトライデントでは1万1000kmと大きく延長されている。初期のSLBMはミサイル1基につき1個の単弾頭であったが、現在では複数個の弾頭を搭載する個別誘導複数弾頭(→ ICBMの「MIRV」)が実用化されている。
潜水艦から弾道弾を発射することは、第2次世界大戦中のドイツで最初にこころみられた。これは世界最初の実用弾道弾V-2号をコンテナにつみこんで、Uボートでアメリカ沿岸まで曳航(えいこう)し、ニューヨークなどの大都市を攻撃しようというものであった。しかし、実験はされたものの実用化する前に終戦となった。
アメリカ最初の弾道ミサイル原子力潜水艦ジョージ・ワシントンは1959年に完成した。この潜水艦は、57年のソ連の人工衛星の成功に刺激されていそいで建造されたもので、建造中の攻撃型原子力潜水艦の船体を切断してミサイル区画をはさみこんだものであった。搭載されたミサイルはポラリスA-1型で800ktの核弾頭1個を装備し、2200kmの射程をもっていた。 これに対してソ連は1956~59年に就役したズールーV型潜水艦に射程約1200kmのSS-N-4を搭載していたが、アメリカのSLBMに対抗することはできなかった。ソ連の本格的なSLBMは70年代に実用化され、ヤンキー級に搭載されたSS-N-6からで、SS-N-6は1メガトンの核弾頭1個を装備し2400kmの射程をもっていた。
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