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いろいろな定義ができるが、狭義にはオルトケイ酸(H4SiO4)をいう。ケイ酸は縮合してポリマーをつくりやすいので、一般には、その縮合酸、たとえばメタケイ酸(H4SiO3)、メタ二ケイ酸(H2Si2O5)、メタ三ケイ酸(H4Si3O8)、メタ四ケイ酸(H6Si4O11)などをふくめた名称である。また、二酸化ケイ素もケイ酸とよぶこともある。
ケイ酸は(SiO2)m(H2O)nという一般式の化合物であるが、SiO2(無水ケイ酸)とH2O(水)とが一定の割合でふくまれる化合物は存在しない。 水ガラスのアルカリを中和するか、四ハロゲン化ケイ素の加水分解で、ケイ酸のゲルが沈殿物となる。これを110~120°Cに熱して、一部脱水したものをシリカゲルとよぶ。水やその他の分子を吸着する力が強く、乾燥剤や脱色剤につかう。ゲルとしての構造をもっているかぎり、よく脱水されているものほど、吸着力が大きい。熱に強いので、水分を吸着して吸着力をうしなったものを再度加熱して利用できる。市販のシリカゲルが吸湿量によって青から赤に変色するのは、混入してある塩化コバルトによるものである。→ 吸着剤 冷水にわずかだがとけ、熱水にはやや多くとける。コロイドをつくりやすい。アルカリにかなりよくとけ、塩酸、硫酸、硝酸にとけない。熱するか、無水エタノール(→ アルコール)、濃硫酸などの脱水剤にふれると脱水される。
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