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酸化銅には酸化銅(I)Cu2Oと酸化銅(II)CuOの2種類がある。
亜酸化銅ともいい天然には赤銅鉱として産出する。粒子の大きさや精製法により、黄色ないし赤色になる。乾燥空気中では安定であるが、しめった空気中では徐々に酸化して酸化銅(II)にかわる。塩の水溶液を電気分解するときに、陰極として銅をつかうとできるが、金属の銅を加熱して直接酸化させるか、硫酸銅の水溶液に水酸化アルカリをくわえたものを還元してもえられる。水にはとけず、濃アンモニア水や塩酸など濃ハロゲン化水素酸にとけて錯体になる。 殺菌剤や顔料、ガラスや陶磁器の赤色着色剤として利用する。また光電効果の特性をもつことから、整流器や光電池、半導体としてもちいられる。 分子式Cu2O、式量143.09、密度6.04g/cm³、融点1232°C。
酸化第二銅あるいは一酸化銅ともいい、天然には黒銅鉱として産出する。水に不溶の黒色粉末。水酸化銅(II)や硝酸銅(II)、炭酸銅(II)を700°Cほどで加熱分解するなどしてえられる。希酸、アルカリに可溶。アンモニア水、塩化アンモニウム、シアン化カリウムの水溶液に錯体をつくってとける。 融点以上に加熱すると、酸素と酸化銅(I)に分解する。ガラス、セラミック、エナメルの顔料、人工宝石、陶磁器の青緑色着色剤、電極、有機合成反応の触媒(酸化剤)につかわれる。 分子式CuO、式量79.55、塩化ナトリウム構造、密度6.315g/cm³、1026°Cで分解。
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