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青酸カリ(potassium prussiate)、青化カリともよばれる。無色の立方晶系の粉末で水にとけやすく、猛毒である。
工業的には炭酸カリウムと炭素の混合物をアンモニアを通しながら加熱してつくる。古くはコークス炉ガスから回収された鉄のシアン化物から製造されていた。実験室的には、青酸(HCN)と水酸化カリウム(KOH)を反応させて水溶液をつくり、脱水処理をして合成する方法もある。
金、銀など強酸でもとけない金属のめっき、冶金、分析試薬(マスク剤)、錯滴定(→ 滴定)、紺青の製造原料、農薬、写真などにもちいられている。
水溶液は空気中の二酸化炭素と反応して有毒なシアン化水素を発生する。また酸と反応してもシアン化水素を発生するほか、空気が存在していると多くの金属と反応して水溶性の錯体(シアノ錯体)を生成するため、保存には瓶の栓をしっかりするなどの注意が必要である。 致死量は0.15gで、濃厚水溶液も皮膚をおかすので注意が必要である。皮膚や衣服に付着した場合は、ただちにあたためた石鹸水でじゅうぶん洗浄する。日本ではシアン化物は毒物および劇物取締法により毒物に指定されている。 化学式KCN、分子量65.12、融点634.5°C、100gの水に対する溶解度は42g(25°C)。
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