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自動車が高速で、安全に走行できるように、立体交差にしたり、カーブの曲率や勾配(こうばい)を緩和するなど構造面で最適化がはかられた道路。基本的には自動車専用道路としてつかわれ、一般道路との出入り口としてインターチェンジを設置し、中央分離帯をもうけて往復交通を完全に分離する、という条件をみたす必要がある。日本では、高速自動車国道(→ 国道)、高規格幹線道路(高規格道路)とよばれる道路で、道路法や高速自動車国道法などの法律にもとづき、建設されている。 アメリカでは、往路と復路にわかれ、一般道とは立体交差することで完全な出入制限をおこなった高速道路をフリーウェー(Freeway)という。フリーウェーには、各州の間をむすぶインターステート・ハイウェー(Interstate Highway)と、そうでない都市部の高規格な高速道路であるエクスプレスウェー(Expressway)とがある。ヨーロッパの高速道路としては、ドイツのアウトバーン(Autobahn)、イギリスのモーターウェー(Motorway)、イタリアのアウトストラーダ(Autostrada)、フランスのオートルート(Autoroute)、などがある。
自動車の発達とともに、効率的な輸送をはかるため、各国で自動車専用道路が建設されるようになった。アメリカでは、1956年に高速道路建設の13カ年計画が制定され、高速道路建設が本格化した。イギリスでは、09年に「開発および道路改良法」が制定。これにより翌年に道路改良基金が創設され、自動車専用道路建設が本格化した。ドイツでは、33年からアウトバーンの建設が開始された。42年に第2次世界大戦の影響でいったん中断するが、55年から本格的な道路事業が再開された。フランスでは、30年には国道すべての舗装が完成した。 イタリアは、世界でもっともはやくから高速道路の建設、整備をすすめてきた国で、1924年には約80kmの高速道路が完成していた。55年に「高速国道および一般道の建設等に関する法律」が制定され、高速道路の建設が本格化した。
日本では、1963年(昭和38年)にはじめての高速道路(日本では俗にハイウェーともいう)として名神高速道路(尼崎~栗東間)71.1kmが開通。65年には、名神高速道路が192.3kmの全線開通した。66年には、個別路線ごとの計画が一本化され、新たな「国土開発幹線自動車道建設法」が制定された。これにより高速道路国道の建設、整備が全国的な規模ですすめられてきた。 1969年には、東名高速道路が全線開通し、72年には、高速道路の総延長が1000kmを突破した。73年には本州と九州をむすぶ中国自動車道・九州自動車道の関門橋(1068m)が完成。85年には当時の日本一のトンネル、中央自動車道の恵那山トンネル(8649m)が開通し、日本列島を横断する関越自動車道が全線開通。87年には、東北自動車道の全線開通。94年(平成6年)に徳島自動車道の一部開通により、全国すべての都道府県に高速道路が開通した。95年、九州自動車道の全線開通により青森から鹿児島をむすぶ列島縦断の高速道路軸が完成した。
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