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    私どもは能面、狂言面、鬼面、神楽面、獅子頭をもっとお安くもっと身近にをモットーにお届けしています。またお祭りの面や菩薩面その他いかなる面も安価にうたせていただきます。 ... 能面ホームページにようこそ! 日本の幽玄の美、能面を21世紀に ...

  • 能面 - Wikipedia

    能面 (のうめん)は、 能楽 や一部の 神楽 で用いられる 仮面 である。 伎楽面 や 舞楽 の仮面などの影響を受けている。

  • 能面:NOH-MASKS:寺井一佑

    日本能面美術協会顧問をつとめる寺井一佑氏のサイト。能面の写真や能面教室の案内

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能面

能面 のうめん
百科事典項目
項目構成
I

プロローグ

能にもちいる仮面。能の創始者である世阿弥の伝説を書いた中に、聖徳太子が66の面をあたえて芸能をつくらせたとあるのをみても、能が仮面劇として出発したことがうかがえる。神事が芸能化した「翁(おきな)」にもちいられる翁面が能面の原点であり、今日も神聖視してあつかわれている()。

「オモテをカケル」といい、「オメンをカブル」とはいわない。能面はいわゆる仮面ではなく、能面こそが真実の顔であると能は考えている。現実の男性の役(たとえばワキの役)は、能面をもちいないのが原則だが、直面(ひためん)という言葉がしめすように、自分の顔をそのまま能面としてつかうのであり、顔面表情や、メーキャップをほどこすことはない。

材料はヒノキがふつうであるが、キリクスノキなどももちいられる。顔料で彩色してしあげる。目や歯にめっきした銅をはめこみ、また髭(ひげ)や睫毛(まつげ)などを工作することもある。伎楽面・舞楽面(伎楽・舞楽)などにくらべ、うすく小型につくられているのが特徴。長時間の舞台での使用に耐えるあらゆる表情を包括した中間表情の面と、威嚇や攻撃の瞬間表情の面とに大別され、世界でもっとも精緻な感情表現を可能としている。

II

能面の種類

基本型は60種ほど。派生面をくわえると200種近い。

(1)「翁(式三番)」関係の白式尉(はくしきじょう)、黒式尉(こくしきじょう)の類は別格。能面以前の存在である。
(2)老人の面に、神聖なきびしい表情の小牛尉(こうしじょう)、庶民的な笑尉(わらいじょう)、三光尉(さんこうじょう)、舞を舞う舞尉(まいじょう)、超人的存在の悪尉(あくじょう)など。
(3)若い女面に、小面(こおもて)、若女(わかおんな)、孫次郎、増女(ぞうおんな)ほか。中年の深井(ふかい)、曲見(しゃくみ)。さらに年のたけた姥(うば)、老女。怨霊の面に泥眼(でいがん)、橋姫。死霊の面に痩女(やせおんな)。
(4)男面には、修行僧の喝食(かっしき)。貴公子の十六、貴族にもちいる中将、若い神にも流用される哲学青年の邯鄲男(かんたんおとこ)。荒々しい武将の平太(へいた)。怨霊の怪士(あやかし)、三日月。死霊の面に痩男(やせおとこ)、蛙(かわず)。美少年や妖精にもちいる童子、慈童や猩々(しょうじょう)。
(5)異相面に、天狗の大見(おおべしみ)、閻魔(えんま)や鬼神の小見(こべしみ)、陽性の神の大飛出(おおとびで)、小飛出(ことびで)、竜神()の黒髭(くろひげ)、の面の顰(しかみ)。霊獣獅子(しし)の獅子口。女の鬼の般若(はんにゃ)、蛇(じゃ)。の精の野干(やかん)。
(6)仏神の役の天神、釈迦(しゃか)、不動。
(7)ひとつの能の専用面として、頼政、蝉丸(せみまる)、弱法師(よろぼうし)、景清(かげきよ)、俊寛、山姥(やまんば)がある。

III

能の理念の核をなす能面

能面はたんなる扮装(ふんそう)の道具ではなく、その曲にもちいる能面が演出をきめるほど重要な存在である。装束をつけおえたシテは、鏡ノ間(かがみのま)の大きな鏡にむかって精神を集中し、能面をおしいただいてかける。能面に自己のすべてをおしこめる気持ちである。能面をかけた演技者は、視野が極端に狭まり、呼吸も困難な状態におかれる。トランス(催眠)におちやすい環境だが、それをコントロールする覚めた意思を、世阿弥がすでに指示している。彫像のような動きも、すり足の歩行も、直線的なデザインの装束も、すべて能面の規制によるものであり、能面こそが能の理念と表現の「核」である。

能面の技法の原則は、「クモル」。ややうつむいて悲しみや決意を表現する。ややあおむけるのを「テラス」といい、明るい喜びの感情が出る。左右にゆっくりうごかして物をみたり、風の音を聞いたりするのを「面をツカウ」、鋭角的にするどくうごかすのを「面を切ル」という。

IV

能面の歴史

世阿弥の「申楽談儀(さるがくだんぎ)」には、鬼の面の名手・赤鶴(しゃくづる)、女面の名工・愛智(えち)ほか、竜右衛門、石王兵衛(いしおうびょうえ)、夜叉(やしゃ)ほかの名前があり、これらの作とつたえるすぐれた面は、本面(ほんめん)とよばれて能の各家に大切に保管されており、舞台にももちいられる。

室町末期から桃山時代にかけては、三光坊(さんこうぼう)、河内(かわち)、是閑(ぜかん)らの名工が輩出し、能面の典型のほぼすべてがそろうこととなる。江戸時代は古作の模写(写し)の時代となり、能面打ちは世襲の家として幕府につかえた。明治期以降の作品は「新面」とよばれるが、すぐれた能面作家も生まれ、カルチャー・センターなどの能面教室も流行している。また、キリスト空海など、新しい作品にともなう創作もおこなわれるようになった。能面は舞台でつかわれることによって精彩をくわえていく。たんなる美術品ではない。各時代の能役者の精魂を吸収しつつ成長する不思議な存在である。

素顔を建前とする狂言でも、狂言面をもちいることがある。人をおどすのに鬼の面をかけたり、みにくい女にかぎって面をもちいる点などが、能面の用法と大きくことなる。

→ 仮面の「日本の仮面」:能の「能面の選択」

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