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項目構成
顕教の尊像はそのまま密教にとりいれられたが、密教像には多面多臂(ひ:腕)や忿怒相(ふんぬそう)などの特色がある。尊格により仏(如来)、菩薩、明王、天の四部にわけられ、明王は密教に特有の尊像である。独尊のほか脇侍(きょうじ:わきじ)や眷属(けんぞく)とともにあらわされた。仏部では釈迦、薬師、阿弥陀や密教の大日如来などがある。菩薩部では観音、弥勒(みろく)、地蔵などがあり、観音には密教化した像が多く、十一面観音は多面、如意輪観音は多臂、馬頭観音は忿怒相(ふんぬそう)をとる。明王部では不動をはじめ五大明王などがあり、平安後期の来振寺蔵五大尊像や東寺蔵五大尊像などがある。天部では四方を守護する四天王などがあり、密教では四方四維に天地日月をくわえた十二天へ展開した。平安前期の西大寺蔵十二天像や平安後期の京都国立博物館蔵(東寺伝来)十二天像などがある。 その他、十大弟子や羅漢(→ 阿羅漢)、諸宗の祖師や高僧、禅宗の頂相などの人物画があげられる。また垂迹画(すいじゃくが)にも、本地垂迹思想により垂迹神と本地仏とをくみあわせた本迹曼荼羅、本地仏のみをあつめた本地仏曼荼羅がみられる。→ 垂迹美術
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