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項目構成
プロローグ; ビンラーディン一族とウサマの生い立ち; アフガニスタン入りとタリバーンとの関係; ウサマ・ビンラーディンの思想; アルカーイダの創設と国際テロ; アメリカ同時多発テロとの関係; 生存か?
ウサマはアフガニスタンで「聖戦と救済」を創設したが、これに、1989年にアザムが暗殺されて指導者をうしなった「奉仕者の家」をあわせて設立したのが「アルカーイダ(基地)」であった。アルカーイダは、もともとウサマの義勇兵徴募組織であったことからもわかるように、アラブを中心とする多国籍なテロリスト集団であった。 アルカーイダは、アフガニスタン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、チェチェン、ソマリア、イエメン等のイスラム聖戦士を支援するとともに、スーダン、アフガニスタンに訓練キャンプをもち、フィリピン、アルジェリア、エリトリア等の外国テロ組織の教育、訓練も手がけた。 1998年には、アルカーイダとエジプトの「イスラム集団」を中心に、パキスタンやバングラデシュのテロ組織をとりこんで、国際的イスラムテロ組織「ユダヤ人と十字軍に対する聖戦のための国際イスラム戦線」を創設した。その中核兵力は500人前後だったが、最大3000~5000人を動員できるといわれていた。 アルカーイダとその関連組織が実行したといわれるテロ事件は、ケニヤとタンザニアのアメリカ大使館爆破(1998)、イエメン、アデン港でのアメリカ軍駆逐艦爆破(2000)をはじめ、数多くある。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロでは、テロ組織自身による犯行声明は出されなかった。ウサマ・ビンラーディン自身も犯行への関与を否定したものの、アメリカ情報機関はすでに6月ごろからウサマのグループがアメリカに対するテロをおこなう兆候をつかんでいたとされる。 アメリカの捜査当局は、自爆テロの実行犯を特定し、家宅捜索や支援者の拘束をおこなった。その結果、9月13日までにウサマとのつながりを確認、19日にはブッシュ大統領が、ウサマがテロの主犯と断定した。決定的な証拠は開示されていないが、ウサマがテロ事件関与をみとめたとされるビデオが公開された。
アメリカは同盟国イギリスなどの協力をえて、ウサマ・ビンラーディンおよびアルカーイダをかくまうアフガニスタンのタリバーン政権に対する軍事行動にふみきり、2001年12月同政権は崩壊した。しかし、アメリカ軍などによる懸命の捜索活動にもかかわらず、ウサマの行方はわからず、死亡説も浮上した。 しかし、2002年11月、カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」はウサマの肉声だとする録音テープを放送した。その中で同年10月におきたイエメン沖のフランスのタンカー爆破、バリ島爆弾テロ、モスクワ劇場占拠事件を称賛、アメリカとその同盟国に対し今後も攻撃をつづけるとの警告が発せられた。声の主について、アメリカ政府高官も分析の結果ウサマ本人であるとの見解を発表、生存の可能性が高まった。
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