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Windows Live® の検索結果 全身性炎症反応症候群(SIRS)全身性炎症反応症候群 ぜんしんせいえんしょうはんのうしょうこうぐん Systemic Inflammatory Response Syndrome
百科事典項目
項目構成
外傷(→ 傷)、手術(→ 外科)、感染(→ 感染症)、急性膵炎などの侵襲によって、全身的に重篤(じゅうとく)な炎症反応をおこしている状態に対して提唱された概念。
健康な体では、体内の環境は一定にたもたれているが、外部から刺激がくわわると体内環境に変化が生じる。外傷、熱傷(→ やけど)、手術、出血、感染、急性膵炎など、体内の環境を変化させる、のぞましくない刺激を侵襲という。生体は、侵襲をうけると、それをさけて元の一定の環境をとりもどそうと反応する。このとき、細胞はさまざまなサイトカインをつくり出す。
サイトカインの中には、炎症がおこっている場所に、白血球の一種である好中球(→ 食細胞:食作用)をあつめて、作用させるものもある。好中球は、本来、細菌などが体内に入ってくると、この外敵をやっつけるためにフリーラジカルをつくり出し、細菌を食べてしまう働きがある。しかし、大きな侵襲をうけてサイトカインが多量につくられると、好中球は炎症がおこっている場所だけでなく、重要な臓器にもおくりこまれる。重要な臓器にあつまった好中球は、その臓器を攻撃し、破壊しようとする。これが臓器不全であり、同時に複数の臓器が破壊されることを多臓器不全という。 このように、生体が侵襲をうけると、サイトカインが重要な働きをすることが明らかになり、1991年、アメリカ合衆国の胸部疾患学会と集中治療学会が共同で、全身性炎症反応症候群(SIRS)という概念を提唱した。これは、大きな侵襲をうけた重症患者に共通してみられる病態である。また、SIRSの中で、感染によっておこったものは敗血症(sepsis)とよばれる。
以下の4つの徴候のうち、2つ以上あれば、SIRSと診断される。 (1)体温:38°C以上または36°C未満。(2)脈拍数:毎分90回以上。(3)呼吸数:毎分20回以上、またはPaCO2(動脈血炭酸ガス分圧):32トール未満。(4)白血球数:1万2000/mm³以上か4000/mm³未満、または未熟型白血球が10%以上ある。
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