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ある種の量を数値で表現するために、比較する基準として利用することが約束された量のこと。単位は、たがいに独立した基本的な物理量(長さ、質量、時間)を基準としてさだめておくことで、その他のものについても物理法則や定義から、これらの物理量を組み合わせて表現することが可能となる。この場合、基本としてえらばれた単位のことを「基本単位」とよび、その基本単位の組み合わせによってつくられた単位のことを「組立単位」とよんでいる。 ただし、組立単位でもあらわせない量、たとえば温度や電流、光などに関しては、新たに基本単位としてさだめられる。また、量は基本単位や組立単位の何倍かということであらわされるが、これらだけでは不都合な場合も多いため、その倍数や分数の単位も使用されている。こうして基本単位を基礎として組立単位をつくっていくと、単位の系列ができるが、この系列のことを「単位系」という。
現在ではメートル条約(→ メートル法)の最高決議機関である国際度量衡総会(CGPM:Conference Generale des Poids et Mesures)が1960年に採択した国際単位系(SI単位系)が世界的な標準として利用されており、日本でも74年(昭和49年)4月から導入されている。また、93年(平成5年)の新計量法の施行にともない、99年10月から取り引きや証明などにもちいられる単位は国際単位系に統一されている。 国際単位系では、独立であるとみなされる7つの量(長さ、質量、時間、電流、熱力学温度、物質量および光度)について明確に定義した単位である、メートル(m)、キログラム(kg)、秒(s)、アンペア(A)、ケルビン(K:→ 絶対温度)、モル(mol)、およびカンデラ(cd:→ 光度)を基本単位としている。そして、組立単位は、この7つの基本単位から数値係数をふくまない乗除算によりみちびかれる。
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