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合成ゴム

合成ゴム ごうせいゴム Synthetic Rubber
百科事典項目
項目構成
10

クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)

ポリエチレンを原料に、塩素と二酸化硫黄を反応させてクロロスルホニル基–SO2Clを導入(クロロスルホン化)した合成ゴムで、塩素含有量は30%くらいである。デュポンの商標であるハイパロンが有名。金属酸化物による架橋(橋架け)のため、不飽和結合部がないことから耐候性や耐オゾン性、耐熱性、耐化学薬品性にすぐれ、電気絶縁性(絶縁体)も高いために、広くつかわれている。

自動車用部品としてタイミングベルトやガスケット、パワーステアリング、点火プラグカバーなどにつかわれるほか、ホースや電線などの工業用ゴム製品にももちいられている。

11

アクリルゴム(ACM)

アクリル酸エステルとアクリロニトリルCH2=CHCNの共重合化合物からできており、高温での耐油性にすぐれているため、高温で使用される耐油用のパッキンなどにもちいられる。しかし、耐水性におとり、強塩基(アルカリ)や強酸にも弱い。

12

エピクロロヒドリンゴム(CO、ECO)

プロピレンCH2=CHCH3と塩素ClからつくられるエピクロロヒドリンC3H5ClOの付加重合したホモポリマーであるエピクロロヒドリンゴム(CO)と、エピクロロヒドリンとエチレンオキサイドとの共重合によりえられるコポリマー(ECO)がある。耐油性、耐熱性等にすぐれており、自動車部品に多くつかわれている。

13

フッ素ゴム(FKM)

フッ化ビニリデンCH2=CF2と6フッ化プロピレン(ヘキサフルオロプロペン)CF3CF=CF2の共重合でつくられ、耐熱性や耐油性、耐化学薬品性にすぐれている。

とくに耐熱性は200°Cまであり、高温での耐油性や耐薬品性にすぐれるという特長がある。濃硫酸硝酸などの酸化力のある強酸や炭化水素にもたえる。

反面、ケトン類や高濃度の水酸化ナトリウムなどの塩基(アルカリ)性溶液には弱い。また値段も高価である。パッキンとしてOリング(密閉リング)や各種ガスケット、ダイヤフラムなどにもちいられている。

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