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木星という外惑星の史上初の人工衛星となった探査機。NASA(アメリカ航空宇宙局)により開発され、木星の周回軌道をまわるオービター(軌道周回機)と、木星の大気中にはじめて突入したプローブ(探査装置)で構成されていた。 ガリレオは、1989年10月18日にスペースシャトル「アトランティス」から宇宙空間へ放出されたのち、金星に1回と地球に2回接近してスイングバイをおこない、木星へとむかった。途中、95年7月にプローブを切りはなし、プローブは12月に木星大気へ突入した。オービターも、12月に木星周回軌道にのった。 しかしながら、地球へデータを送信するためのオービターの高利得アンテナがうまく開かないというトラブルが発生。探査活動をおこなえるか不安視されたが、送信データを圧縮するためのソフトウェアを改変することで対応することができた。その結果、当初は2年間の予定だった探査計画も大幅に延長され、多くの貴重な観測をおこなった。その後、2003年9月にNASAはオービターを木星の大気圏に突入させた。
ガリレオは、1991年10月に小惑星ガスプラに接近して詳細な観測をおこない、93年8月にも小惑星イダを観測したが、そのときイダの衛星ダクティルを発見している。また、94年7月におこったシューメーカー・レビー第9彗星(→ 彗星)の木星衝突を観測。地球からは観測できなかった衝突の瞬間をとらえた画像を地球に送信してきた。 1995年12月7日に木星大気中に突入したプローブは、大気中を時速600kmもの風がふいていることや、大気中で発生する雷の数は少ないものの、稲妻は地球のものより10倍も強力であることを観測した。また、大気中のヘリウムの量(24%)は太陽と同程度であることや、水分は予想されたよりも少ないことなどが確認された。 1995年12月に木星の周回軌道にのったオービターも、軌道を何度か修正しながら、衛星のイオやエウロパ、ガニメデに接近して詳細な観測をおこなった。その結果、エウロパの表面には水(氷)が存在することや、ガニメデには磁気圏があり、大気中にわずかな酸素をふくんでいることが発見された。また、96年6月にはイオで最大の噴火跡を確認している。そして98年4月には、宇宙塵(うちゅうじん)からできた木星の2つ目の環を発見した。
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