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つきでた鼻づらをもつ原始的な霊長類の総称。マダガスカル島およびコモロ諸島にのみ生息している。キツネザルのほとんどの種は生息環境の破壊により、絶滅の危機にさらされている(→ レッドデータブック)。 おもに手足の構造に、より高等な霊長類との類似点がみとめられる。手足の親指がよく発達し、ものをつかむのに適している。指には平爪(ひらづめ)があり、多くの種では後ろ足の2番目の指に鉤爪(かぎづめ)がついている。この鉤爪で、やわらかくうつくしい毛をすく。 キツネザルのほとんどは、するどくつきでた鼻づらをしており、目が大きい。長い尾はものをつかむのには適していない。 ほとんどの種は木の上にすみ、日中に活動する。おもに花、葉、果実を食べ、鳥の卵、小鳥、昆虫を食べることもある。あるくときはふつう四つ足をつかう。群れをつくり、たいてい年に1回1頭または2頭の子をうむ。
エリマキキツネザルは頭胴長51~60cm、毛の色は白と黒で、顔の周りに白い毛が密生してはえている。長い尾もふさふさした毛でおおわれている。ワオキツネザルは昼の間活発に活動し、地上をうごきまわることもある。ジェントルキツネザルは頭部がまるい。中型のイタチキツネザルは、いまでは亜種ではなく固別の種にわけられることが多くなった。背中が栗色、腹がうすい茶色をしており、のどが白い。アイアイは1科1属1種であるが、最近ではキツネザル類に近縁とみなされている。 ネズミキツネザル、コビトキツネザル、フォークキツネザルはロリスに近縁である。ミミゲコビトキツネザルは、1989年にはじめて野生での生存が確認された。 分類:哺乳綱サル目(霊長目)キツネザル科。エリマキキツネザルの学名はVarecia variegata、ワオキツネザルはLemur catta。イタチキツネザルはイタチキツネザル属Lepilemur。アイアイはアイアイ科で学名はDaubentonia madagascariensis。ネズミキツネザル、コビトキツネザル、フォークキツネザルおよびミミゲコビトキツネザルはコビトキツネザル科に属する。ネズミキツネザルはネズミキツネザル属Microcebus、コビトキツネザルはコビトキツネザル属Cheirogaleusに属する。フォークキツネザルの学名はPhaner furcifer、ミミゲコビトキツネザルはAllocebus trichotis。 → 絶滅の渦
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