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カナダ東部の州。北はハドソン海峡とアンガバ湾に、南はセントローレンス湾とアメリカ合衆国に、西はジェームズ湾やハドソン湾に面する。1867年7月1日にカナダ連邦を結成した最初の4州のひとつである。住民の大多数がフランス語を使用している。州名は、北アメリカの先住民の言語のひとつであるアルゴンキン語で「川が狭くなる場所」を意味し、今日のケベック付近のセントローレンス川をさしている。おもな都市に、州都ケベック、最大都市のモントリオール、ラバルなどがある。人口は770万800人(2007年推計)。人口密度は5.6人/km²。
面積は154万2056km²。カナダ最大の州で、国土の約15%を占める。標高は海抜0mから、トーンガット山地ディベルビル山の1652mにおよぶ。州域にはセントローレンス湾のアンティコスティ島やマドレーヌ諸島がふくまれる。
広大なカナダ楯状地とアパラチア地域、セントローレンス低地という3つの対照的な地形にわかれる。州域のほとんどを占めるカナダ楯状地は古い花崗岩や片麻岩からなり、おおむね平坦(へいたん)で多くの湖がある。楯状地の南部はローレンシア台地とよばれ、トレンブラント山の頂上では標高968mに達する。気温が低く、楯状地の北部の4分の1は永久凍土層におおわれている。 アパラチア地域はアメリカ合衆国のアパラチア山脈の延長にあり、堆積岩からなる複数の山脈が並行してはしり、氷河によってはこばれた砂や泥が山脈間の深い谷をうめている。アパラチア地域の最高点は、ガスペ半島のジャック・カルティエ山(1268m)である。カナダ楯状地とアパラチア地域の間には狭いセントローレンス低地がのびており、石灰石の岩盤の上を海からはこばれた泥や氷河による砂がおおっている。モントリオールの周辺には、いくつかの丘がある。 州の河川は、2つに大別できる。1つは東へむかい、セントローレンス川をへて大西洋へ流入するもので、もう1つは西や北や東にむかい、ジェームズ湾やハドソン湾、アンガバ湾にそそぐものである。セントローレンス川は五大湖の西に水源をもち、総延長は3058kmにいたる。
気候の特徴として、長くて寒い冬とすずしい夏、年間を通じて降水量が多いことがあげられる。カナダ楯状地の北部は極寒の気候であり、ローレンシア台地やアパラチア地域、セントローレンス低地はより温和で湿潤な大陸性気候がみられる。なかでもセントローレンス低地は、農業を広くおこなうのにじゅうぶんなほど温暖である。平均最低・最高気温は北部のクージュアクで1月が約-28~-19°C、7月が約11~17°Cだが、南部のモントリオールでは1月が約-15~-6°C、7月が約15~26°C。年降水量は南ほど多く、北部で約500mm、モントリオールで約900~1200mmとなる。
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