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夜行性でリス科のげっ歯類で、長い前肢と後肢の間に毛におおわれた皮膚がのび、この飛膜をつかって高い木の枝から低い木へ滑空する。大きな目と、密生したやわらかい毛、長くて筒状または扁平な尾をもつ。この尾は滑空しているとき舵(かじ)の働きをする。日本のムササビで160m、近縁のアジア産の大型ムササビは450mほども滑空する。 日本のムササビは北海道をのぞく全国各地に生息している。体長は30~49cmで、頬(ほお)から目の上に大きな白い斑紋があるのが特徴。 ムササビに似ているが、小型のものをモモンガといい、ニホンモモンガが本州と九州に、タイリクモモンガの亜種のエゾモモンガが北海道に分布する。
北アメリカ産の2種のうち、よく知られているアメリカモモンガは大西洋岸から西部平原にかけて分布している。体長は22~35cm、背面は灰色で、腹面は白い。木のうろや小鳥の巣箱、建物に巣をつくって群れですむ。夜間に木の上で木の実、果実、若芽、昆虫などを食べ、地面におりることはめったにない。このことから、滑空能力をもつムササビ類は、森林の樹上生活にもっともよく適応した動物と考えられる。
アフリカには、ムササビに似たウロコオリスが7種ほど生息している。これらも、げっ歯類であるがリス科とは別の仲間である。飛膜は手首ではなくひじにつながっている。短い房状の尾以外はムササビによく似ている。尾の下側の皮膚は鱗(うろこ)状で、滑空して木にとびついたときに、よじのぼったり、しがみついたりするのに役だつ。 分類:哺乳綱ネズミ目(げっ歯目)リス科ムササビ亜科。日本のムササビはその特徴からホオジロムササビとよばれ、学名はPetaurista leucogenys。アメリカモモンガの学名はGlaucomys volans。ニホンモモンガはPteromys momonga。タイリクモモンガはPteromys volans。アフリカのウロコオリスはウロコオリス科に属する。
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