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Windows Live® の検索結果 泥炭湿原ともいう。有機物質が、分解よりはやい速度で生産された結果、植物遺体が分解不完全なまま堆積(たいせき)した生態系。また、こうした物質を泥炭という。泥炭がそれほどあつく集積していない泥炭地では、無機質の養分をふくむ地下水に植物が接触できる。こうした泥炭湿原は無機栄養性(富栄養性)湿原といい、スゲの仲間が優占種である。泥炭の層があまりにあついために、地表の植物が無機質にとむ土壌から隔離されてしまう泥炭湿原もある。これらの植物は、水も栄養も降水からえている。こうした泥炭湿原を降水栄養性(貧栄養性)湿原といい、酸をつくるミズゴケが特徴である。 泥炭地は北方の地域で広範にみられる。泥炭地は水はけがわるく、降水がたまり、有機物質の分解がすすまないところで発達する。蓄積した有機物質や堆積物が、地下水面より上で湖沼をみたしてできる泥炭地もある。こうした高層貧栄養性湿原はミズゴケでおおわれ、酸性度があまりにも高く、地下水からの無機質がとぼしいため、スゲやアシは周縁部へと後退する(→ 湿地帯)。これほどふつうにはみられないが、ミズゴケが水にうかぶ浮島状になることがある。こうしてもりあがったミズゴケはあつくなり、おもにヒース(エリカ、ハイデソウなどの群落)に生息場所を提供し、最後には水底に到達する。日本では、こうした場所でヒメシャクナゲ、ツルコケモモ、モウセンゴケなどがみられる。一定の条件のもと、とくに森林が伐採されたところでは、スゲとミズゴケは高地まで進出する。これらの植物が形成する泥炭は圧縮されて、排水を阻害する。これらはブランケット泥炭地とかブランケット湿原とよばれる。 高緯度地域の貧栄養性湿原は酸性度が高く、しめっており、気温が低く、酸素が欠乏するために、過去の生物の宝庫となった。貧栄養性湿原に保存されている花粉は、昔の植生や気候を知る手掛かりとなる。ヨーロッパ北部では、泥炭地によい状態で保存されている人体・衣服・食物・道具・装身具から、2000年前の人間の生活について知ることができる。 泥炭は何世紀もの間、燃料として利用されてきた。エネルギー源として重要であるため、大量に発掘された結果、泥炭地は今では危険にさらされた生態系となっている。
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