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日本は四囲を海でかこまれ、海岸線まで急峻な地形がせまっているため、トンネルの開削技術や橋をかける工法については発達したが、ドイツやアメリカのように、長距離輸送網としての高速道路の整備はおそく、それに交通標識や信号または安全装置など、路肩や路床の堅牢度もふくめた整備がふじゅうぶんであった。そのことは、年間1万人以上という事故による死亡者数がなかなか減らない原因のひとつであり、多くの問題点があることはいうまでもない。舗装技術、雨天時の対応、透水性、制限速度の表示方法など、道路の施工面で検討しなければならないことも多い。 基本的には、道路が完成したあとの監視体制と防護技術以前に、調査・設計の段階で検討が必要である。その意味で、1995年1月17日の阪神・淡路大震災でおきた高速道路の倒壊や交通の混乱を反省し、今後の参考としなければならない。
道路の種別や大きさ、あるいはその地理的位置によって、安全対策はことなるが、車や人の流れを円滑にするには、総合的で適切な管理や整備が必要である。舗装道路では、破損個所の点検、舗装の透水化、交通標識の完備、両側面の防護柵の設置など、ゆるがせにはできない。
ディスプレー装置に、あらかじめいれられた道路情報とGPS衛星による位置確認システムをくみあわせ、経路を誘導するシステムだが、大都会における過密した自動車の流れをいかにさばくかということで、人口の増加や都市集中による混雑に機能を発揮するものである。今後、拠点的に増設され、本格的な活用がすすみ、都心乗り入れの抑制には必要なものとなるだろう。
コンピューターで集中管理されたハイウェーは、交通機関におけるひとつの理想でもあるが、その便利さはともあれ、人間社会で、どの程度の情報や制御システムが必要なのか、精神面からの判断も要求される。
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