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20世紀初頭に音楽観の根本的な刷新がおきる。その結果、作曲家の多くは名人芸を追求する交響曲風の協奏曲をかえりみなくなる。個々の名演奏家、とくにピアニストやバイオリニストはあいかわらず作曲家の創造意欲をかきたて、オーストリアのシェーンベルク、ベルク、ウェーベルン、ドイツのヒンデミット、ハンガリーのバルトーク、ロシア出身のストラビンスキーらが協奏曲を作曲したが、彼らの作品はいずれも音楽形式の実験として書かれた。作曲者が過去の協奏曲作品を研究した跡はうかがえるものの、過去の様式にのっとって書かれた例はめったにない。 20世紀にはバロック音楽の透明な響き、音色の対比、対位法的な音楽構成にふたたび関心があつまり、コンチェルト・グロッソの人気が復活した。上記の作曲家たちが交響楽団や室内オーケストラのために、多彩な音色のコントラストを生かしたコンチェルト・グロッソ風の作品をさまざまな形で書いている。
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