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アフリカに生息する小型の霊長類。ロリス科ガラゴ属として数種からなる。英語ではbush babyともよばれる。夜行性で樹上にすみ、果実や昆虫、樹液や樹脂を食べ、木の葉で巣をつくる。
アフリカの東部沿岸に生息するもっとも大きな種であるオオガラゴ(フトオガラゴ)は、尾をのぞいた体長が27~31cmに達する。西アフリカ海岸部からコンゴやウガンダに生息するもっとも小さなコビトガラゴ(デミドフガラゴ)の体長は10~16cmしかない。尾は胴体よりも長く、後肢はくるぶしの骨が発達しているため前肢よりも長く強い。 指は長く、枝をつかむのに適している。鉤爪(かぎづめ)のある後肢の第2指をのぞいて、どの指にも爪がある。ガボンやコンゴ、カメルーンに生息するニシハリヅメガラゴなどは、後肢の第2指以外のすべての爪は中央がもりあがり、先端はするどくとがった針状となっており、大木の幹などを昇り降りする際には、この爪を幹につきたてる。全身が、淡黄がかった灰色または茶色の、やわらかいふさふさした毛でおおわれている。
オオガラゴは熱帯雨林や疎林、海岸林など幅広い環境に適応してくらしているが、アフリカ中央部に生息するアレンガラゴのように沼沢林や低地の多雨林、山地林など一次林には生息するが二次林には少ない種、ショウガラゴのように森林周辺部や果樹園などにも生息する種、コビトガラゴのように原生林だけでなく二次林などにもくらすが、枝や蔓植物などが密にからまった場所をこのむものなど生息環境(ハビタット)は多様である。 食性は基本的には植物性のものが多い。アレンガラゴのように食物の73%が果物であるものや、ニシハリヅメガラゴのように樹液が75%以上をしめるもの、逆にオオガラゴのように果実以外にも樹液や小動物を食べるもの、コビトガラゴのように小型甲虫が食物の70%以上をしめるものなど、多様である。 いずれの種も同じロリス科のスローロリスやポットーにくらべ動きは活発である。樹上を移動するときにも長い尾でバランスをとりながら敏捷にジャンプする。オオガラゴなどは、ゆっくり移動するときには樹上や地上でも四足歩行だが、地上ですばやく移動するときにはカンガルーのように丈夫な後肢でとびはねる。 分類:哺乳綱サル目(霊長目)ロリス科。オオガラゴ(フトオガラゴ)の学名はOtolemur crassicaudatus。コビトガラゴ(デミドフガラゴ)はGalagoides demidoff。ニシハリヅメガラゴはEuoticus elegantulus。アレンガラゴはGalago alleni。ショウガラゴはG. senegalensis。
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