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項目構成
葉がサンショウによく似ているのでこの名がついた。富士・箱根地方にだけ分布する落葉低木。花期は5~6月。花は直径5~6cmでピンク色。
日本に多く植えられている中国原産のものには、花が白色で花径6~9cm、暖地で野生化しているものもあるナニワイバラ、花が紅色で花径6~8cmのコウシンバラ、花が黄色で花径約2cmのモッコウバラがある。これらは園芸品種の親木としても重要である。
バラは昔からその香りと美しさのために栽培され、賞賛されてきた。今日では世界じゅうでもっとも愛され、もっとも広く栽培される園芸用の花になっている。バラ属はおよそ200種がふくまれ、そのほとんどは北半球の温帯の原産である。野生種のまま、あるいはそれに類似したさまざまな品種として、栽培されているものもあるが、2万以上の栽培品種の大部分は、数種の原種から入念に交雑や選抜されてきたものである(→ 品種改良)。 栽培品種はオールド・ローズ(古代バラ)とモダン・ローズ(近代バラ)のどちらかに分類される。オールド・ローズは園芸での開発が限界に達していて、過去60年間、新種が発表されていないものをいう。モダン・ローズは現在でも新しい品種をつくるために交雑、選抜がおこなわれているものをさす。毎年数百のモダン・ローズの新しい栽培品種が発表されている。アメリカでは約2000万本のバラが毎年切り花の市販用に栽培され、約4000万本が造園や装飾用に生産されている。 栽培されているバラの分類は複雑である。多数の栽培品種がふくまれ、多くの人工交配が重ねられてきたためである。一般にオールド・ローズの分類は1種ないし数種の祖先となる種、または交配種からの選抜にもとづいている。人気のある種類にハイブリッド・パーペチュアル系の四季咲き、あるいは二季咲きのバラがある。これは大輪の香りのよい八重咲きの花を初夏に、また少数の花を秋につける。 ポリアンサ・ローズの種類にはたくさんの小型品種があり、密集した房状の花をつける。ティー・ローズとコウシンバラはオールド・ローズの種類で、モダン・ローズのハイブリッド・ティー・ローズはこれらの種類からハイブリッド・パーペチュアル・ローズとの交雑によってつくられた。ハイブリッド・ティー・ローズはそれほど強健ではないが、オールド・ローズのハイブリッド・パーペチュアル・ローズより花をさかせる回数が多く、花の色や形もずっと変化にとんでいる。 そのほかのモダン・ローズの種類の多くはハイブリッド・ティー・ローズが元になっている。たとえばフロリバンダ・ローズはハイブリッド・ティー・ローズとハイブリッド・ポリアンサ・ローズの交雑種からつくられた。さらにハイブリッド・ポリアンサ・ローズは、オールド・ローズのポリアンサ・ローズとハイブリッド・ティー・ローズの交雑種が元になっている。
バラは良質の水はけのよい土壌であればどこでも栽培できる。変種によって、ほかよりも適合する特定の土壌や気候はあるが、ふつうは砂土より粘土質の土壌のほうがこのましく、気温は温暖なほうが常に適している。そして、ほかの植物といっしょに植えないほうがよく生育する。肥料には堆肥などの有機肥料などをもちいる。この植物には一般に厳密な剪定が欠かせないが、これは花の使用目的に応じておこなう必要がある。バラの変種の大部分は、種子や挿し木でふやした台木(木の下部)への芽接ぎによってそだてられる。バラにはひんぱんに殺虫剤や殺菌剤を噴霧する必要がある。 分類:バラ科バラ属。ノイバラの学名はRosa multiflora。テリハノイバラはR. wichuraiana。サンショウバラはR. hirtula。ハイブリッド・パーペチュアル系の四季咲きあるいは二季咲きのバラは主として交配種セイヨウバラR. borbonianaから、ポリアンサ・ローズは交配種R. rehderanaから、ティー・ローズはボタンバラR. odorataからつくられたものである。
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