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北太平洋西部のマリアナ諸島南端に位置する同諸島最大の島。長さ48km、最大幅13km、面積549km²。アメリカ合衆国領。中心都市はハガッニャ。
北部はサンゴ礁の高地、南部は火山性の丘陵地からなる。西岸のアプラ港が唯一の良港である。年平均気温26.7°Cで、熱帯気候下にある。 グアムは西太平洋における合衆国の軍事拠点のひとつで、大規模な海陸空軍施設がおかれている。軍施設に関連した石油精製、船舶修理、各種サービス業などが地元経済の大きな部分を占めている。農業や漁業も比較的発達し、野菜、柑橘類、熱帯性果実類、ココナッツ、サトウキビなどが栽培され、家禽類を主とする畜産もおこなわれている。製造業は繊維、セメント、プラスチックなど。近年は観光業が重視され、ハガッニャの北、ハガッニャ湾やタモン湾に面するタムニン、タモンの両地区には大きなホテルやショッピングセンターが集中している。
人口は17万5877人(2008年推計)。島西岸のアプラ港北方にあるハガッニャが行政の中心である。島の先住民であるチャモロは、総人口の半数にみたない。チャモロは起源的にはミクロネシア人を基盤とする混血人種で、独自の言語であるチャモロ語を話す。しかし公用語は英語で、学校でもおしえられている。1952年には東岸のマンギラオにグアム大学が創設された。行政権は投票により選出される4年任期の知事にあり、議会は一院制である。また、合衆国下院に、投票権をもたない代表1名をおくっている。
1521年、スペインにむかっていたポルトガルの航海者マゼランがグアム島にたちより、スペイン領を宣言した。スペインは65年にこの島を正式に併合、1898年、アメリカ・スペイン戦争終結にともなうパリ条約でこの島をアメリカ合衆国に割譲した。第2次世界大戦中の1941年12月、日本軍に占領されたが、44年7~8月の戦闘でふたたびアメリカ軍の手にもどり、50年には島民にアメリカの市民権があたえられた。92年8月、オマー台風による強風で建物の9割近くが被害をこうむった。2006年にはナターシャ保護法(禁煙法)が施行され、公共の屋内施設やホテルの客室などでの喫煙が禁止された。
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