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兵庫県南東部にある国際港湾都市。兵庫県の県庁所在地で、県の行政、産業、文化の中心。1889年(明治22年)市政施行。1947年(昭和22年)有馬町、有野村、伊川谷村(いがわだにむら)、川谷村、玉津村、櫨谷村(はせたにむら)、押部谷村(おしべたにむら)、平野村、神出村(かんでむら)、岩岡村の1町9村、50年に御影町(みかげまち)、魚崎町、住吉村、本庄村、本山村の2町3村、51年に道場村(どうじょうむら)、八多村(はたむら)、大沢村の3村、55年に長尾村を編入した。56年に政令指定都市に移行。さらに58年に淡河村(おうごむら)を編入した。東灘区、灘区(→ 灘)、兵庫区、長田区、須磨区(→ 須磨)、垂水区(→ 垂水)、北区、中央区、西区の9行政区がある。面積は552.15km²(一部境界未定)。人口は150万2772人(2007年)。
六甲山地の南麓(なんろく)には、布引断層、諏訪山断層、会下山断層(えげやまだんそう)などいく筋もの活断層がはしり、南西側に淡路島西岸の野島断層などとともに六甲-淡路断層帯を形成、北東の高槻-有馬断層帯につながっている。数十万~100万年にわたるこの六甲-淡路断層帯の活動により、六甲山地と淡路島が形成されたという。 1995年(平成7年)1月17日におきたマグニチュード7.3の兵庫県南部地震(→ 阪神・淡路大震災)は六甲-淡路断層帯で発生した。淡路島側では野島断層、神戸市側では断層帯のうちもっとも海寄りの部分の、これまではっきり確認されていなかった神戸-西ノ宮断層と会下山断層の延長部がはげしくゆれうごいた。これにより、北東から南西方向にのびる神戸市街地のうち、海寄りの沖積地帯が直撃され、神戸市内だけで死者4571人、負傷者1万4678人、全壊家屋6万7421棟、半壊家屋5万5145棟という大被害をうけた。
神戸は輸出入額とも日本屈指の貿易港である。また同時に、機械や食品、電機を中心に製造品出荷額でも日本有数の工業都市である。臨海埋立地には、鉄鋼や造船などの大工場や流通施設が集中し、阪神工業地帯の中心となっている。いっぽう、灘区と東灘区は清酒、長田区はゴム製品というように、特産地をつくる。中央区西部には行政機関があつまり、同区の三宮と元町付近は市内一の繁華街である。
六甲山は明治中期からひらけた行楽地で、市街や神戸港の眺めは「百万ドルの夜景」ともよばれる。六甲山北麓には6世紀前半から知られた古湯の有馬温泉がある。中央区北野町付近には異人館が多く、この一帯は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。垂水区の舞子公園、須磨区の須磨浦公園と運動公園、北区の森林植物園やしあわせの村などは市民の憩いの場で、中央区の神戸東部新都心に兵庫県立美術館(愛称、芸術の館)、ポートアイランドには青少年科学館などもある。市街地には南京町、旧居留地、メリケンパーク、ハーバーランドなど港町神戸ならではの見所も多い。 市街地を東西につらぬく鉄道路線としてJRの東海道本線、山陽本線のほか、神戸電鉄、山陽電鉄、阪急神戸線、阪神本線をむすぶ神戸高速鉄道、市営地下鉄山手線、海岸線がある。六甲山地をはしる路線は、西の丘陵地帯を神戸電鉄が有馬、三田、粟生(あお)方面に、市営地下鉄山手線が同西神線と西神延伸線となって西にのび、北神急行電鉄が東部の新神戸駅から六甲北麓の谷上(たにがみ)に通じる。ポートアイランドや六甲アイランドには神戸新交通がはしっている。垂水区と淡路島との間には世界最大の吊り橋・明石海峡大橋が完成し、山陽自動車道と神戸淡路鳴門自動車道でつながった。ポートアイランド沖では2006年に神戸空港が開港した。
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