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ハリー,E.

ハリー Edmund Halley
百科事典項目

1656~1742 イギリスの天文学者。彗星軌道をはじめて計算して、周期彗星の存在を発見したことで有名。ロンドンに生まれ、オックスフォード大学にまなんだ。物理学者ニュートンの理論に深い興味をいだき、彼のプリンキピア執筆をはげまし、みずから費用を負担してこれを1687年に出版した。76年から約2年間は、南大西洋のセントヘレナ島に天文台をもうけて観測する。78年に王立協会会員、1703年にオックスフォード大学教授、20年に、論敵フラムスティードの後任として、王立グリニッジ天文台長となり、以後18年以上にわたり月が地球の軌道を横切る点(交点)の観測をはじめ、全周期(18.6年で1回転する)を発見した。

ハリーの最大の業績は彗星運動に関する研究で、1682年に執筆がはじめられ、1705年に出版された「彗星天文学綱要」に発表されている。1682年に彗星の観測データにニュートンの万有引力の法則(力学)を適用し、彗星のうちのあるものは太陽の周りに楕円軌道をえがいていることを数学的にしめした。とくに82年に出現した彗星の軌道を計算して、これが太陽の周りを公転する天体であり、1758年に再出現することを予測したが、これは彗星が太陽系の一部であるという彼の理論を裏づけるものであった。現在、この彗星は、ハレー彗星として知られている。

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