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コオロギ類、キリギリス類などとともにバッタ目(直翅目:ちょくしもく)を構成する。跳躍に適した後脚をもち、植物を食べ、草原のある所なら世界じゅうのどこにでも生息するバッタ科の昆虫の総称。世界で約5000種、日本では約50種が知られる。 完全に成長すると体長は3~13cmになる。若虫は、翅(はね)がない点をのぞけば、外見は成虫とほぼ同じである。中には季節により、ある時期は緑色、ある時期は赤や褐色と、体色が変化する種もいる。オスは、コオロギが翅をこすりあわせる音に似たにぎやかな音をだす。メスが音をだす種もいくつかみられる。 コオロギ類やキリギリス類とちがって、バッタ類は、後脚あるいは前翅を体の他の部分にこすりつけて音をだす。これらの昆虫には聴覚器官があり、バッタ類は、腹部第1節の側面にある透明な円形の部分が鼓膜となっている。キリギリス類とコオロギ類の聴覚器官は前脚の脛節(けいせつ)にある。
日本のバッタの代表種は、トノサマバッタとショウリョウバッタである。トノサマバッタは日本全国にみられるほか、アジアからアフリカにかけてひろく分布する。体長はオスで約3.5cm、メスで約5cm。バッタ類の中ではよくとびまわる種として知られる。ショウリョウバッタはイネ科植物の草原に多く、体長はオスで約4cm、メスで約8cm。とぶときにキチキチという音をだす。 トノサマバッタの仲間は飛蝗(ひこう)になることで有名である。トノサマバッタは、個体群の密度が高まり、食物の供給が繁殖のスピードにおいつかなくなると、翅が長くなるなど、とぶのにより適した形態に変化し、大群をつくり大移動をする。この大群の移動が飛蝗として知られ、農作物などにきわめて大きな被害をあたえる。 分類:昆虫綱バッタ目(直翅目)。トノサマバッタの学名はLocusta migratoria。ショウリョウバッタはAcrida turrita。 → イナゴ
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