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古い地球の火成岩や変成岩、また月の岩石の年代決定にもつかわれる。480億年の半減期をもつルビジウム87がベータ崩壊によってストロンチウム87になることを利用する方法である。 娘元素のストロンチウム87は、アルゴンのように少しの加熱で離脱することはないので、カリウム・アルゴン法でもとめた年代を確認するためによくもちいられる。この方法で測定できる年代は1000万年以上前までである。
炭素14法がつかえる範囲よりも古い、20万年前までの海洋性堆積物(たいせきぶつ)やサンゴ礁などの年代決定につかわれる。トリウム230はイオニウムともいうが、ウラン238が崩壊する過程でできる同位体で、半減期は8万年である。トリウム230は海水中でつねに一定の濃度であり、一定の割合で海底の堆積物の上に沈殿することから、炭素14と同じように年代をもとめることができる。
半減期45億年のウラン238は鉛206へ、半減期7億年のウラン235は鉛207に崩壊する。この半減期の違いをもちいて年代をもとめる方法がある。岩石鉱物は形成された年代によってウラン235と238の比がことなるので、鉛206と鉛207との比から、年代をだすことができる。この方法は先カンブリア時代くらいのひじょうに古い岩石に適している。 そのほかに半減期140億年のトリウム232の鉛208への崩壊も年代測定にもちいることができる。
サマリウムとネオジムとの同位体をつかうサマリウム・ネオジム法では、1億年以上以前の岩石の年代がもとめられる。また、レニウムとオスミウムとの同位体の量をはかる方法もある。
フィッショントラック法は、ウラン238の自然核分裂によって、周りの鉱物やガラス質物質につく傷の跡を利用する方法である。天然のフィッショントラックの密度を、人工的につくったフィッショントラックとくらべて、年代を計算することができる。 この方法がもっとも適しているのは、雲母、テクタイト、隕石などである。ただし、高温に熱せられたり、地表で宇宙線にさらされたりした岩石については、正しい年代がえられないこともある。日本では、黒曜石の噴出年代による産地の推定や考古遺跡の年代測定にこの方法が効果をあげている。
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