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項目構成
クリスタルガラスといわれる高級な装飾工芸用のガラスは、一酸化鉛(→ 酸化鉛)をふくむカリウム・ケイ酸塩のガラスでできている。 鉛ガラスは、比重が重く、光をよく透過し、屈折率が高いので、レンズやプリズムなど光学ガラスに利用される。光沢があるので、宝石の模造品にもつかわれている。鉛に放射能を吸収する性質があるので、原子力施設で作業員を保護するための放射線遮断(しゃだん)ガラスにもつかわれている。かつては高級ウィスキーの容器などにつかわれたが、鉛が溶出して人体に害があるといわれ、最近はつかわれなくなっている。
ホウケイ酸ガラスは、シリカ、アルカリとともに、主要成分として5~25%の酸化ホウ素(→ ホウ酸)をふくんでいる。酸化ホウ素を添加することで、ガラス生成温度が低下するため、耐水性や耐酸性が良好で、また熱膨張率も低下するため硬質で耐熱性にすぐれたガラスとなる。調理器具や実験室のガラス器具、化学製品の製造工程などに広くつかわれている。
原材料にふくまれる不純物がガラスの色に影響する。ガラスメーカーは、緑色や褐色に発色する鉄分の影響をおさえるために、マンガンをくわえる。ガラスの着色には、金属性の酸化物や硫化物、セレン化合物などをとかしこむか、微小な顔料を分散させる。たとえば、酸化鉄によりガラスは青緑色となり、セレンをくわえると赤色となる。
典型的なガラスの成分として、ガラスの破片(カレット)が利用される。この破片は、混合物の溶解と均質化を促進する。ヒ素やアンチモンのような補助薬剤が、溶解中に小さな泡をおいだすために添加されることもある。
ガラスは、成分によって、500°Cで溶解するものもあれば、1650°Cではじめて溶解するものもある。抗張力(引張強度)は、通常は1cm²当たり280~560kgだが、熱処理などで、1cm²当たり7000kg以上にすることができる。比重は2~8で、アルミニウムより軽いものから鉄より重いものまでさまざまである。光学的特性や電気的特性もさまざまである。
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