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アフリカ大陸東端、アフリカの角とよばれる地域にある国。インド洋に面し、ケニア、エチオピア、ジブチにかこまれる。1991年から国の覇権をめぐる氏族間の戦闘がはげしくなり、飢餓も発生した。93年にはじまった国連平和維持軍の派遣も失敗し、95年には完全に撤退した。しかし、2004年に北部のソマリランド共和国をのぞく全勢力が結集した暫定政府が発足。06年12月末から、独立を主張しつづけるソマリランド共和国以外の国土をほぼ掌握し、武装勢力の武装解除と治安回復にのりだし、09年1月には暫定連邦議会により大統領が選出され、内戦終結への期待がもたれている。総面積は63万7700km²。人口は937万9907人(2008年推計)。首都は同国最大の都市モガディシュ。
ソマリアは海岸線が長く、3025kmにわたってつづいているが、港に適した入り江はほとんどない。北部は、アデン湾沿いに広がる砂漠のほかは、ほとんどが標高900~2100mの山岳地帯である。南部には、砂丘の多い広大な平野がインド洋沿いにあり、内陸部に入ると起伏のはげしい標高180~500mの台地が広がる。南部の中ほどには、エチオピア高原に発するジュバ川とシェベリ川の2つの大河がながれ、インド洋にそそいでいる。
ソマリアの気候は、熱帯から亜熱帯、乾燥気候から半乾燥気候にまたがる。年平均気温は28°Cだが、山岳地帯では0°Cまでさがり、海岸沿いでは47°Cまで上昇する。モンスーンの影響で9~12月が乾季、3~5月が雨季になる。年降水量は280mmにすぎない。
ソマリアの植生は貧弱で、主としてバラ科やアカシア属の植物が中心である。山麓(さんろく)の斜面には乳香樹やミルラノキ(ミルラ樹脂がとれる)が自生する。南部ではユーカリ、ユーフォルビア、マホガニーなどがみられる。野生動物は豊富で、ゾウ、キリン、ヒョウ、ライオン、シマウマなど171種の哺乳類がみられ、ワニやさまざまな毒ヘビなど193種の爬虫類が生息する。鳥類も豊富で422種が現存する。 天然資源はとぼしい。草原地帯は家畜の放牧に適し、ジュバ川とシェベリ川流域の肥沃(ひよく)な土地では農作物も栽培される。鉱物資源は比較的種類が豊富だが、開発されていない。石油、銅、マンガン、石膏(せっこう)、鉄、大理石、岩塩、スズ、ウランなどの埋蔵が確認されている。
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