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項目構成
銅の呈色反応の原則は、還元炎焼成では赤、酸化炎焼成では緑、である。ただし、銅以外にカルシウム、マンガン、バリウム、亜鉛などのアルカリ金属がまざることで、銅自体がイオン化したり銅コロイド(→ コロイド)になるなど化学構造が変化するといわれており、このため、銅を呈色剤とした釉の呈色範囲は幅広い。織部の緑釉のほかに、鈞窯の紫紅釉や赤い辰砂釉(しんしゃゆう)など、さまざまな色に発色する。なお、銅の融点は1083°Cであり、この温度をこえて焼成すると、釉の色抜けや、他の器物に銅の色が付着することがある。
鉄、銅以外の金属呈色剤として、黒緑色に発色するマンガン、青のコバルトや呉須(染付の顔料)、赤色に発色させる釉には銅のほか金もつかわれるなど、ほとんどの金属にはそれぞれの呈色作用がある。しかし、低温焼成される鉛や、黄色に発色するカドミウム、赤色のセレンなどは、人体に悪影響をおよぼす重金属類として使用を制限、あるいは禁止されているものもあり、金属呈色剤を使用する際には注意する必要がある。
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