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ハツカネズミに似ているが、鼻先が長くとがった小型哺乳類。モグラと類縁関係が深い食虫類である。体はやわらかい灰茶色のビロードのような毛でおおわれている。いくつかの種は、哺乳類の中でもっとも小型の部類にはいる。
ほとんどの種は地上の落葉の間や草むらの中でくらしているが、なかには半水生や、木の上でくらす種もいる。トガリネズミは活発な動物で、おもに昆虫やミミズを食べる。また自分と同じ大きさのネズミや植物も食べ、ときには魚などの水生動物も食べる。 多くは、体にいやなにおいを分泌する臭腺があり、なかにはブラリナトガリネズミのように、唾液(だえき)に毒性のある種もいる。哺乳類で毒のある唾液をもつのは、この仲間だけである。ある亜科に属する種は超音波をだし、その反響を利用した反響定位をつかって餌(えさ)をつかまえる。しかし、この場合は、反響定位といってもコウモリにくらべるとかなり精度は低い。
トガリネズミ科は食虫類の中でもっとも大きなグループで、極地やオーストラリア、ニュージーランド、グリーンランド、タスマニアをのぞいて、世界じゅうの主要な大陸に分布している。アメリカ合衆国でよくみられるのは、尾の長い属と尾の短い属である。尾の長いトガリネズミ属の種は、体長7.5cm弱、他種より耳が大きく、歯の先端が茶色い。メスは毎春、5~7子をうむ。アメリカ東部でよくみかける尾の短いブラリナトガリネズミ属の種は、体長約11cm。 日本には、チビトガリネズミの亜種であるトウキョウトガリネズミ、ヒメトガリネズミなどがすむ。 分類:哺乳綱モグラ目(食虫目)トガリネズミ科。尾の長い種はトガリネズミ属、尾の短い種はブラリナトガリネズミ属に属する。ブラリナトガリネズミの学名はBlarina brevicauda。チビトガリネズミの学名はSorex minutissimus。亜種のトウキョウトガリネズミはS. m. hawkeri。ヒメトガリネズミの学名はSorex gracillimus。
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