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シマリス、プレーリードッグ、マーモットなどと同じ科に属する数多くのげっ歯類の総称。樹上生のリスとジリスはおよそ230種、ひろい意味でのムササビ43種がふくまれる。体長およそ13cmのアフリカのコビトリスから、およそ90cmのアジアのオオリスまで、大きさはさまざまである。オーストラリアをのぞく世界各地に生息する。 ジリス以外のリスは、おもに樹上でくらし、食べ物は木の実、種子、つぼみなどの植物だが、ときおり昆虫も食べる。種子を貯蔵する習性があり、植物の種子の散布に役だっている。気候が寒冷な地域では、ジリスはふつうは冬眠するが、樹上生のリスは冬眠しない。
北アメリカにひろく分布しているのはアメリカアカリスで、合衆国北部の山岳地帯やカナダから、南はサウスカロライナまで生息している。トウブキツネリスやトウブハイイロリスは大草原地帯東部に生息する。トウブハイイロリスは都市の公園にすみつき、イギリスへ移入(→ 帰化種)されて土着のキタリスにとってかわった。アメリカの大草原地帯にはジリスが生息し、ジュウサンセンジリスもみられる。
日本の樹上生リスには、キタリスの亜種である北海道のエゾリス(→ キタリス)、本州、九州、四国のニホンリスがいる。エゾリスは背面が褐色、腹面が純白で、ふさふさした毛のはえた長い尾がある。ニホンリスはエゾリスよりも小さく、尾の先が白い。また最近、台湾からペットとして輸入されたタイワンリスが、関東南部などで野生化し、分布域を拡大している。
ムササビ類は、前肢から後肢の間の胴体両わきに皮膚がのびてできた飛膜(→ 翼)がついており、この飛膜をひろげて木から木へと滑空する。アフリカには、ウロコオリスというムササビのように滑空するげっ歯類の1科がいる。ウーリームササビは、長い間絶滅したと考えられていたが、最近になってヒマラヤ山脈でふたたび発見された。体長、尾長ともに60cmで、おそらく夜行性と思われる。絶滅危惧種として登録するよう申請されている。 分類:哺乳綱ネズミ目(げっ歯目)リス亜目リス科。樹上生リスとジリスはリス亜科に、ムササビはムササビ亜科に属する。アフリカのコビトリスはアフリカコビトリス属、アジアのオオリスはオオリス属。アメリカアカリスはTamiasciurus hudsonicus。トウブキツネリスはSciurus niger。トウブハイイロリスはS. carolinensis。キタリスはS. vulgaris。ジュウサンセンジリスはSpermophilus tridecemlineatus。日本のエゾリスはSciurus vulgaris orientis。ニホンリスはS. lis。タイワンリスはCallosciurus caniceps。ウロコオリスはウロコオリス科。ウーリームササビはEupetaurus cinereus。
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