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ソフィア近郊のボヤナ教会にある13世紀のフレスコ画は、この時期の傑出した作品のひとつ。刺繍や装飾品などの民芸品が豊富で、彫刻や銅版画、絵画にも、土着の伝統芸術をモチーフにしたものがみられる。芸術家では、銅版画のモロゾフ、絵画のディミトロフ、現代美術のクリストが有名。 建築遺産としては中世の教会や修道院があり、ソフィアの聖ゲオルギ教会、9世紀のリラ修道院、11世紀のバチコボ修道院が代表的である。近代ではソフィアのアレクサンダル・ネフスキー大聖堂がある。
ブルガリアの伝統音楽としては、民謡や教会の聖歌があげられる。古来からつたわる民俗楽器はバグパイプに似たガイダ、木製の笛カバルなどで、民族舞踊に、手をつなぎ輪になっておどるホロと2組になっておどる軽快なラチェニツァがある。現代音楽の作曲家では、スタイノフ、ブラディゲロフがよく知られている。
1947年までは農業が中心で、重工業は皆無にひとしかった。第2次世界大戦後の社会主義体制下で全産業が国有化され、ソ連をモデルとした重工業中心の5カ年計画が、ソ連の資金援助により実施された。50年代半ば以降、外国人観光客を誘致するため、黒海沿岸のリゾート開発がすすめられた。90年の非社会主義政権の発足以降、市場経済化と土地の私有化、国営企業の民営化がすすめられている。96~97年に深刻な経済危機におちいり、GDP(国内総生産:→ GNPとGDP)成長率はマイナス10%をこえたが、IMF(国際通貨基金)の主導で改善されて98年にはプラスに転換し、2000年以降、4~5%を維持している。高インフレも金融安定化策により収束して、マクロ経済は安定。07年1月にEUへの加盟を実現した。
1950年代初頭から農業の集団化がはじまり、80年代後半までに耕地の大部分が国または協同組合の管理下に入った。個人経営はごくかぎられたものだったが、生産高では全体の4分の1を占めていた。おもな作物は、コムギ、ライムギ、トウモロコシ、オオムギ、オートムギや綿花、タバコ、ブドウ、トマト、テンサイ、ジャガイモ、キャベツである。牧畜業も国有化され、家禽(かきん)、ヒツジ、豚、牛などが飼育されていた。92年の農地法により小農育成がはじまり、土地の私有化や旧所有者への返還がはかられた。林業では、リラ山脈、ロドピ山脈、バルカン山脈一帯を中心に木材生産がおこなわれている。 漁業は1960年代、70年代から発展し、黒海沿岸のバルナ、ブルガスに水産物加工工場がある。
鉱業では低品位の褐炭が中心で、産出量の半分は工業用につかわれている。1951年に油田が発見され、原油も産出する。ほかに、鉱物としては鉄鉱石、銅、亜鉛、鉛などがある。
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