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アジアやアフリカに生息する、野生または家畜化したウシ科の動物。家畜の牛や他の偶蹄類の種と同様に反芻動物で、2つにわれた蹄(ひづめ)と、ぬけおちることのない角をもっている。しかし、その蹄や角は、家畜の牛にくらべて大きくて力も強く、水浴びをこのむ。なお北アメリカでバッファロー(スイギュウ)とよばれるのは、正確にはバイソンである。
アジアスイギュウは、インドをはじめアジアの各地に生息する。肩高は1.8mに達する。その太い角は、両側に長くはりだしてから後ろにまがっている。ひろく扁平な足のおかげで、湿地帯でも生活することができる。短くかたい毛がまばらに生えており、皮膚の大部分は無毛でつやつやとしている。野生のものは、おどろかすと危険である。しかし、はやくから家畜化されており、古代から労役につかわれてきた。フィリピンではカーラバーオとよばれている。 アジアに生息するスイギュウとしてはほかにも、小型で毛の生えているミンドロスイギュウがいる。これは、フィリピンのミンドロ島にみられ、肩高1.1mしかない。インドネシアのスラウェシ島にも、アジアスイギュウに近縁の2つの希少種アノア、ヤマアノアが生息している。
アフリカスイギュウは、ケープクロスイギュウとアカスイギュウにわけられるが、いずれも同じ種の亜種である。アフリカ南部と中央部に分布するケープクロスイギュウは大型で、肩高およそ1.7mに達する。角は、根本が大きくふくらみ、額の上にかぶとをかぶせたような独特の形をしており、長さは約1mにもなる。 アカスイギュウはアフリカ中央部と西部の森林地帯に生息している。肩高1.1mほどで、皮膚は赤く、後ろにまがった角は約75cmになる。 分類:哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科。アジアスイギュウの学名はBubalus bubalis。ミンドロスイギュウはB. mindorensis。ケープクロスイギュウとアカスイギュウは、Syncerus cafferの亜種である。
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